岩波ブックレット
アルコールとうつ・自殺―「死のトライアングル」を防ぐために

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  • サイズ A5判/ページ数 78p/高さ 21cm
  • 商品コード 9784002708973
  • NDC分類 368.8
  • Cコード C0336

出版社内容情報

自殺予防対策に奔走してきた精神科医が、様々な調査や統計データ、診療経験をもとに、適量を越えた継続的な飲酒がうつ病・うつ状態や睡眠障害、ひいては自殺への衝動を助長することに警鐘を鳴らす。家族や友人、職場の同僚、医療者等の認識と働きかけの大事さ、そして本人や家族をどう支援していけばよいのかも具体的に提示する。

内容説明

うつ病対策だけでは男性の自殺は防げない―。自殺予防対策に奔走してきた精神科医が、様々な調査や統計データ、診療経験をもとに、適量を越えた継続的な飲酒が、うつ状態や睡眠障害、ひいては自殺への衝動をどのように助長するのかを詳しく解説。家族や友人、同僚、医療者等に求められる認識と行動の要点を述べ、アルコール依存という「否認の病」を否認する社会のなかで本人や家族を支える方法を具体的に示す。

目次

第1章 うつ対策だけでは男性の自殺を防げない
第2章 アルコール問題と自殺に関するエビデンス
第3章 なぜアルコールは自殺リスクを高めるのか
第4章 男性の自殺予防のためにできること
第5章 否認の病を否認する社会

著者等紹介

松本俊彦[マツモトトシヒコ]
1967年生まれ。精神科医。医学博士。国立精神・神経医療研究センター精神保健研究所自殺予防総合対策センター副センター長、薬物依存研究部診断治療開発研究室長。佐賀医科大学医学部卒。神奈川県立精神医療センター、横浜市立大学附属病院精神科などを経て現職(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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