岩波現代文庫<br> 帝国とナショナリズム

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岩波現代文庫
帝国とナショナリズム

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  • サイズ 文庫判/ページ数 386,/高さ 15cm
  • 商品コード 9784006002626
  • NDC分類 209.7
  • Cコード C0122

出版社内容情報

旧オスマン帝国領であった中東諸国を中心に歴史的考察を試み、現在の国際情勢の淵源を探る。帝国内の人民が第一次大戦を境に「国民化」される過程と、冷戦終結以後旧ソ連、旧ユーゴ、イラクなどで起こった民族紛争による「国民の分裂」を分析し、2011年の「アラブの春」とよばれる中東変動をどうとらえるべきか、その本質と多様性を論ずる。

内容説明

オスマン帝国の領土だった中東諸国を中心にナショナリズムの歴史的考察を試み、現在の国際情勢の淵源を探る。帝国内の人民が第一次大戦を境に「国民化」される過程と、冷戦終結以降に旧ソ連、旧ユーゴ、イラクなどで起こった民族紛争による「国民の分裂」を分析し、二〇一一年の「アラブの春」とよばれる中東変動をどうとらえるべきか、その本質と多様性を論ずる。

目次

序章 ひきさかれた帝国―イラク戦争とパクス・オリエンティス
第1章 世界史と日本史の可能性―近代日本人の見た歴史のリアリティ
第2章 帝国とナショナリズムの交錯―日本からの視角
第3章 歴史のなかのネーション―日本と欧米の非対称性
第4章 ポスト冷戦から二十一世紀へ―文明論的解釈の試み
第5章 帝国を超えて―理想と限界
終章 中東変動の本質と多様性―地中海からペルシア湾まで
結びにかえて―中東民主化の将来

著者等紹介

山内昌之[ヤマウチマサユキ]
1947年札幌市生まれ。北海道大学文学部卒業。東京大学学術博士。カイロ大学客員助教授、ハーバード大学客員研究員などを経て、東京大学大学院教授・東京大学中東地域研究センター長。歴史学専攻(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

かんがく

11
イスラム史研究者の筆者が、「帝国」をテーマに、オスマンや清、20世紀の帝国主義、日本と世界の関わり、冷戦後のアメリカ帝国、そして現在の中東問題などを幅広い引用とともに記述。全体像を掴むことは難しかったが、ところどころで「なるほど」という発見が多い。テーマが狭い本を読むのも良いが、たまにはこういう包括的な本も読んでいきたい。2018/08/19

(ま)

3
「帝国と国民」の改題文庫化だが何故か第1部3章・第2部が割愛されている・・・ 普遍性の模索か固有性への固執か・・・帝国とは閉じることのない永遠の開放系である2021/03/09

meimei666

1
日本の代表的なイスラム研究者による文明論。既存の文章を集めたものを文庫判に再編集してある。中東地域の混乱の遠因はオスマントルコの崩壊過程が未だに尾を引いていること。という視点は、筆者ならでは。内容が多岐に渡るので、後日再読予定。これから読む方は、地図帳と年表を片手に読むことをオススメします。佐藤優や、酒井啓子、柳父章あたりで予備知識を入れておくと、少し楽に読めるかも。あと「民族自決の原理」の影響力をどう克服するのか?というテーマは、今後も人類の最も重い課題であり続けるかと(´・ω・`)2012/03/18

ドウ

0
学科のリーディングリストにあったので読んだ。内容が多くて要再読って感じ。2014/10/01

も~り~

0
アタリにボームズにギデンズですが。。。2012/03/03

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