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内容説明
いじめから旅立とう。若者たちへの緊急メッセージ集。
目次
いじめられている君へ（すばらしい瞬間必ず来る―児童文学者・あさのあつこ；死なないで、逃げて逃げて―劇作家・演出家・鴻上尚史；それでも、話してみよう―落語家・林家正蔵；世の終わりと思わないで―物理学者・小柴昌俊 ほか）
いじめている君へ（その安心感は自由を奪う―精神科医・斎藤環；嫌だって気持ち、かっこいい―演出家・宮本亜門；いじめられる自分想像して―タレント・ソニン；友達傷つけず、世界広げて―作曲家・千住明 ほか）
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
かおりんご
48
児童書。さかなクンの本を片っ端から読むために借りました。うーん、さかなクンのメッセージだけに関していえば、「さかなのナミダ」の方がよかったです。どれも読みやすいので、図書室にあると悩んでいる子が手にしてくれるかな？と、思いました。2016/02/07
銀雪
4
もともといじめ問題に関心があったし、ソニンや鴻上尚史など、好きな有名人もたくさん執筆していたので読んだ。どの箇所も勇気づけられる。石田衣良と松谷みよ子には泣いた。平野啓一郎の最後の一文も好き。「いじめに遭う時間は、長い人生のほんの一部にすぎない」という意見と「大人になってもいじめはある」という両方の意見が多かったのには考えさせられた。本の値段がかなり良心的なのも印象的。自分が筆者だったらなんて書くかも思わず考えてしまった。それぞれの筆者の略歴もなんか好き。2010/09/06
円舞曲
3
いろいろな方の中で特に石田衣良さんの「ぎりぎりに追いこまれた人には、理想や慰めより真実のほうが救いになることが……」が胸に染みました。いじめはあると認める勇気を大人は持たないといけない。人間として。2009/05/19
nori
2
みなさんそれぞれに響いてくる一文がありましたが、石田衣良さんのは全文が響いてきました。図書館で泣きながら読んでいました。どれだけの人がこの文章を読んでいるかは分からないけど、自分に合った一文が見つかることを願いたいです。2011/02/03
ゆっぴー
1
著名な人たちは「今」が輝いている分、今までの人生一度も嫌なこともなく、初めから輝いていたと思われがちだが、実はいじめにあっていることも多いという事実、それを乗り越えて今の輝きがあるという事実、が弱っている人の力になると思う。2021/06/16
