朝日選書
占領期の朝日新聞と戦争責任―村山長挙と緒方竹虎

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  • サイズ B6判/ページ数 379,/高さ 19cm
  • 商品コード 9784022599407
  • NDC分類 070.21
  • Cコード C0321

内容説明

敗戦後、戦時体制により保障されていた新聞経営の安定は吹き飛んだ。占領期、新聞は戦争責任が問われ、GHQによる報道統制、公職追放、プレスコード、レッドパージ、朝鮮戦争…様々な嵐が新聞界に吹き荒れる。「資本」側の村山、正力、「経営」を代表する緒方たち。朝日の「十月革命」、GHQが介入した読売の労働争議、経営陣を選んだ毎日の従業員選挙など、新聞社は組合や資本との攻防のなかで、どう揺らぎ、現在に至ったのか。膨大な資料をもとに検証する。『新聞 資本と経営の昭和史』(朝日選書)の続編。

目次

1 「朝日内閣」と児玉誉士夫
2 マッカーサーの顔色
3 戦争責任と「十月革命」
4 徳田球一が読売新聞を握った
5 GHQ、社主家、三等重役、そして労働組合
6 社主家の攻勢と「アサヒ・マン」
7 公職追放と「フジヤマのトビウオ」
8 朝鮮戦争と「ゾルゲ」の呪縛
9 村山復辟で緒方去る
終章 かかる時 君しあらばと

著者等紹介

今西光男[イマニシミツオ]
1948年埼玉県川越市生まれ。東京大学法学部卒業。71年朝日新聞社に入社。大津、京都両支局、大阪社会部、東京政治部、西部社会部次長、東京政治部次長、電々メディア局ニュースセクションエディター、総合研究本部(現・ジャーナリスト学校)主任研究員などを経て、2008年1月定年退職(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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