朝日新書<br> いまこそ「社会主義」―混迷する世界を読み解く補助線

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朝日新書
いまこそ「社会主義」―混迷する世界を読み解く補助線

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  • サイズ 新書判/ページ数 239p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784022951076
  • NDC分類 309.3
  • Cコード C0233

出版社内容情報

池上彰がマルクス経済学の専門家と対談。資本主義や社会主義の歴史を振り返り、世界経済の現在・過去・未来をわかりやすく解説。混迷の時代を生き抜くために我々は何をすべきか? アメリカ大統領選挙後の動向も見据えつつ、未来への指針を提示。

内容説明

いま「社会主義」がなぜ注目されるか。行きづまった資本主義はどこへ向かうのか。ジャーナリストとマルクス研究の第一人者による激論!コロナ禍で、セーフティネットの大事さを誰もが知った。格差の極大化と、中間層の貧困への転落は世界的にすすみ、米国のサンダース現象のように「社会主義」に熱狂する若者も多い。経済成長オンリーから、幸福を感じながら暮らせる社会へ。世界の潮目が変わろうとしている。「社会主義」を考えることは、私たちの明日を考えることなのだ。

目次

第1章 資本主義の限界―格差拡大という難題(資本主義はどこでつまずいたのか;経済格差の行き着く姿―100兆円の学費ローン;古典的資本主義の行き詰まり)
第2章 社会主義の挫折―なぜ格差を解消できなかったのか(上からの社会主義、下からの社会主義;解決できなかった難題―社会主義の欠点;世界各地で社会主義が広がった理由)
第3章 国家主義の台頭―自国ファーストが招く危機(コロナ禍に対応できなかったEU;止まらない自国ファーストの流れ)
第4章 そして、未来へ―われわれは何を選ぶのか(初めての過少消費の世界―経済学の未知の領域;「社会的共通資本」を取り戻す)

著者等紹介

池上彰[イケガミアキラ]
1950年、長野県生まれ。73年にNHK入局。2005年にNHK退職後、フリージャーナリストに。名城大学教授、東京工業大学特命教授。著書多数

的場昭弘[マトバアキヒロ]
1952年、宮崎県生まれ。哲学者、経済学者。神奈川大学副学長。著書多数(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

よっち

32
格差の極大化と中間層の貧困への転落は世界的にすすみ、行きづまった資本主義はどこへ向かうのか。いま「社会主義」がなぜ注目されるか。池上彰さんとマルクス研究の第一人者による社会主義論。コロナ禍で露呈した資本主義の限界。拡大成長が前提の資本主義では格差が生まれる中で、そもそも社会主義とは何かソ連や中国、東欧や中南米の事例をあたりながらの解説はなかなか興味深かったですけど、欧米各国などの現状も踏まえつつ、資本主義で足りていない部分を社会主義的要素で修正してゆく選択肢は、確かに一考に値するかもしれないと感じました。2021/02/01

mintia

21
資本主義もグローバル化すると、ほぼ全員負け組になってしまう。コロナ禍により資本主義の範囲内で社会主義的な政策が必要に迫られる。2021/05/07

tetsu

21
★4 資本主義の限界、これまでの社会主義の失敗、ポピュリズムや自国ファーストなどを論点に、池上彰と的場昭弘が対談。 SGDsやコロナによる価値観の転換のより、これまでの消費拡大による経済成長を前提とした世の中の仕組が成り立たなくなってきつつあることを、薄々感じつつも、次の世の中のビジョンがなかなか見えてこない。 この本のタイトルの社会主義はちょっと誤解を招く印象だが、知的水準が高められた国民による共和制のような社会が目指すところなのかなあ。2021/03/21

はる坊

20
コロナ禍において、資本主義ではどうも解決出来そうにない課題が浮き彫りになったことで、改めて社会主義の見直しをしていこうというのが本書の趣旨。 アメリカは自由主義を行き過ぎた結果、格差がひどくなっている。 日本もそれに追随している。 キューバは社会主義国家だが、医療と教育の点において参考に出来る部分がある。 正直どちらも良い点と悪い点がある。 でも世界的にも資本主義に偏り過ぎているからこそ、社会主義的政策は必要になってくる。2021/08/08

ナン

19
対談本で頁数も多くなく、サクサクと数時間で読了。面白い指摘はいくつかあったが、率直に言えば「いまこそ社会主義」とまでは感じず、先に読んだ『僕らの社会主義』の方が面白かった。これは私が地方在住だからかもしれないが。とはいえ、両方の本に共通している、「ソ連型だけが社会主義じゃないですよ」「社会主義には見るべきところもありますよ」というのはその通りかと。また、プルードンの本は挑戦する価値があるかもと思った。2022/02/13

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