ブラックマーケティング―賢い人でも、脳は簡単にだまされる

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ブラックマーケティング―賢い人でも、脳は簡単にだまされる

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  • サイズ 46判/ページ数 278p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784046044242
  • NDC分類 675
  • Cコード C0030

出版社内容情報

気鋭の脳科学者とマーケティング学者が「悪のマーケティング」を斬る!

内容説明

「送料無料」で得をした気になってはいけない。愛情や帰属意識を利用する「オキシトシン商法」とは?ギャンブル依存や悪徳商法にハマらないためのナレッジ。

目次

序章 「悪のマーケティング」はなぜはびこるのか―脳科学者から見たマーケティングへの疑問
第1章 焦りをかき立て判断力を奪う商法にご用心―セロトニン×不安を煽るマーケティング
第2章 「ハマりたがる脳」を刺激する罠の数々―ドーパミン×依存させるマーケティング
第3章 理性を麻痺させ「欲しい」と思わせる仕掛け―オキシトシン×愛情マーケティング
第4章 五感を使って他者を操る手法とは―前頭葉機能×刷り込みマーケティング
第5章 だまされやすさは遺伝子で決まる?―遺伝子に操られる脳
終章 「よい子のマーケティング」を脱し、サイエンスへ―マーケティング学者が見た脳科学の可能性

著者等紹介

中野信子[ナカノノブコ]
脳科学者、医学博士、認知科学者。東日本国際大学特任教授。1975年生まれ。東京大学工学部応用化学科卒業、同大学院医学系研究科脳神経医学専攻博士課程修了。2008年から2010年まで、フランス国立研究所ニューロスピン(高磁場MRI研究センター)に勤務

鳥山正博[トリヤママサヒロ]
経営学者、コンサルタント。立命館大学ビジネススクール専任教授。2020年3月まで、ノースウェスタン大学ケロッグ経営大学院技術・イノベーション研究センター(CRTI)にて客員研究員。1960年生まれ。1983年、国際基督教大学卒業。ノースウェスタン大学ケロッグ経営大学院にてフィリップ・コトラー教授の薫陶を受ける。1988年、MBA取得。東京工業大学大学院修了、工学博士(2009年)。1983年から2011年まで、野村総合研究所にて経営コンサルティングに従事(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

徒花

129
うーん、まあまあ。脳科学の知見を用いて、悪い言い方をすれば消費者を洗脳、コントロールする手法をマーケティングのひとつとして確立させようとする、ある意味では意欲的な作品で、それについては終章で鳥山先生のほうが熱心に書いているんだけど、ちょっと書き方が難しい。本論のほうはどうかといえば、脳科学者と経営学者の著者2人が交互に語るスタイルを取って、既存のマーケティングでフォーカスされない勾配メカニズムについて事例を出しながら紹介しているけれど、ブラック心理学的な内容に近い感じ。#ニコカド20202020/11/02

おつまみ

54
人は簡単に騙されてしまうが、問題は自分に都合の良いように解釈してしまうこと。立ち止まって考えることも大事だ。2019/11/30

Kentaro

39
意識に上らないものを調査したりモニタリングしたりするためには、マーケティングリサーチも大きく変わらねばならない。従来のマーケティングリサーチはアンケートやフォーカスグループインタビューなど消費者に問いを投げかけ意識上で答えてもらうものだが、これでは意識に上っていないことが把握できない。その意識下の構造を解明し、リアルタイムで測定・解析することが求められる。 そう考えると、fMRIやEEGやGSMといった脳を理解するための生体反応測定と、よりリアルタイムに使える画像を用いた表情解析・行動解析等も必要になる。2020/04/12

ミライ

38
期間限定や送料無料など、脳がハマる「黒のマーケティング」について脳科学者の中野信子さんと経営学者の鳥山正博さんが語りつくす。鳥山さんによれば、いわゆるコトラーのマーケフレームワーク的なものは現代の複雑な日本マーケットでは通用せず、流行とタイミングが重要だという。本書は脳科学をベースにマーケティングを組み立て直すことで「霊感商法」「AKB商法」「ソシャゲの罠」「後妻ビジネス」といった、さまざまなビジネスの裏側を分析する。心理学・行動経済学の要素も満載で、基本著者2人の対話ベース進むので非常に読みやすかった。2019/10/23

チャー

10
マーケティング手法を脳科学の面から考察した本。商品の販売法は多種多様なものがあるが、世間に広く知られているものから表向きにはなかなかわかりにくいものまで脳科学と結びつけ詳しく説明されている。社会的に問題になっている詐欺やAKBに代表されるCDの販売など具体例を多く交えておりわかりやすい。脳の中の衝動はホルモンが影響が大きく影響している。興味、関心を惹きつけ射幸心を煽る手法はもはや現代では一般的。広告媒体は消費者の意思を上回る衝動に訴え購買意欲を高める。その手法には人の脳が持つ仕組みが巧みに利用されている。2020/04/26

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