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内容説明
新メディアの台頭で変わる報道。日米同時のメディアの大崩壊は報道をどのように変えるのか?―。
目次
第1章 「報道再生」の可能性―グーグルと新聞
第2章 アメリカにおける旧来型メディアの衰退
第3章 守られるべきジャーナリズムとは
第4章 アメリカの独立系メディアの急伸とその限界
第5章 報道再生のカギは何か
第6章 ジャーナリズムとは何だったのか
終章 メディアの課題とは
著者等紹介
河内孝[カワチタカシ]
ジャーナリスト。1944年、東京都生まれ。慶應義塾大学法学部卒業後、毎日新聞社に入社。政治部、ワシントン支局、外信部長、社長室長、常務取締役などを歴任し2006年に退社。現在、(株)Office Kawachi代表、国際厚生事業団、全国老人福祉施設協議会理事。慶應義塾大学メディア・コミュニケーション研究所講師、東京福祉大学特任教授を務める
金平茂紀[カネヒラシゲノリ]
TBS「報道特集」キャスター。1953年、北海道生まれ。東京大学文学部卒業後、TBSに入社。報道局社会部記者、JNNモスクワ支局長、「筑紫哲也NEWS23」担当デスク、JNNワシントン支局長、TBS報道局長、TBSアメリカ総局長などを歴任しTBSテレビ執行役員。すぐれた国際報道に与えられる「ボーン・上田記念国際記者賞」を2004年度に受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
nchiba
1
うーん。筆者が旧来のメディア側の人間だからかなあ。どことなく視点が古臭い。我々は既にニュースが自分のところに自動的に集まってくる時代に住んでいるのだ。一方的に送る側である立場から抜けられない主張は空虚に聞こえるのだよ。2011/05/20
nizimasu
1
金平さんの4章で、アメリカではネット上での報道のありようをリンクエコノミーとコンテンツエコノミーという対立的な構図が紹介されている。著者がいう「ニュースルームがコストカットの原理に駆逐されている」のであれば、コンテンツエコノミーは成立しなくなる。この両者が結びついて生きていくことはできないのだろうか。今までのネットニュースの観点とは違う視点は目から鱗である2011/02/23
Naota_t
0
よくある「グーグルすげぇ!」という一辺倒の内容ではなく、飽く迄報道の行く末を現代の形から読み解いて、どのような方向に進むべきかを考える。 著者は両者ともジャーナリズムに携わっている人間なので、言葉に重みがある。 検索すれば欲しい情報が簡単に手に入る時代、今までの方法で情報を一方的に伝えるだけでは商売にならないし、人々もそれに振り返らなくなっている。 メディアによるコミュニケーションはビジネスだけに還元されるべきではないと自分も思うけれど、公共財としての情報も今まで以上の工夫が必要だね。 2014/03/15
ノラえもん
0
ニコ生を見て読んでみた. 形は変わってもジャーナリズムはなくしてはならないというところはそう思う.2013/09/30
redtail2733
0
金平さんが第三者ヅラをするのはズルいなあ。2010/12/23