出版社内容情報
梅原猛が初めて『古事記』の現代語訳に挑んだ記念碑的作品。近年の論考「古事記論」を増補し、大きな文字も読みやすい新装版。「古事記」の編纂者・稗田阿礼は、藤原不比等だった? この大胆な仮説を裏付けるべく、梅原猛が初めて『古事記』の現代語訳に挑んだ記念碑的作品。読み続けられてきた名著に、近年の論考「古事記論」を増補した、大きな文字で読みやすい新装版。
梅原猛[ウメハラタケシ]
内容説明
『古事記』の編纂者・稗田阿礼は、藤原不比等だった?「原古事記」には、柿本人麿もかかわっていた?この大胆な仮説を裏付けるべく、梅原猛が初めて『古事記』の現代語訳に挑んだ記念碑的作品。縄文時代ゆかりの日本語の祖語と著者が考えるアイヌ語などを駆使して、枕詞など従来読み解けなかった難解な文章の意味を明らかにしていく。わかりやすい現代語訳と論考「古事記に学ぶ」に、近年の「古事記論」を増補した、大きな文字で読みやすい新装版。
目次
第1章 国生み
第2章 天孫降臨
第3章 異民族との混血
第4章 大和制覇
第5章 国の発展
第6章 国の衰退
古事記に学ぶ
古事記論
著者等紹介
梅原猛[ウメハラタケシ]
哲学者。1925年生まれ。宮城県出身。京都大学文学部哲学科卒。京都市立芸術大学学長、国際日本文化研究センター所長、日本ペンクラブ会長などを歴任。1999年に文化勲章を受章。主著『水底の歌』(大佛次郎賞)などを通して古代史に大胆な仮説を提起し、縄文から近代まで、文学・歴史・美術・宗教を包括した日本文化の深層を探る「梅原日本学」を展開しつづける(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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