ビジュアル年表 台湾統治五十年

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ビジュアル年表 台湾統治五十年

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  • サイズ B5判/ページ数 172p/高さ 26cm
  • 商品コード 9784062201193
  • NDC分類 222.406
  • Cコード C0095

出版社内容情報

五十年間、日本は初の植民地台湾とどう向き合い何を残したのか。芸術選奨受賞の直木賞作家が貴重な写真資料と共に記す歴史クロニクル五十年間、日本は初めての植民地であった台湾と、どう向き合い、関わり、そして何を残したのだろうか。半世紀間だけでも同じ国の人間として生きた事実とその歴史とを、一度きちんと知っておく必要がある。
(本文第一章より抜粋)

台湾の国立台湾歴史博物館および秋恵文庫の協力のもと、多数の歴史資料と文物をカラー写真で紹介しつつ、日本統治時代の五十年の歴史を、一小説家の目から紐解いていくビジュアル歴史クロニクル。

日本の敗戦から七十年余り――今こそ、偏りと偽りのない視座から見つめるべき、台湾と日本の〈1895?1945〉の半世紀を振り返る。

はじめに  乃南アサ
第1章  台湾領有  1624―1897
第2章  暴れ馬二人  1898―1905
第3章  稼げる島になれ  1906―1909
第4章  希望の島  1910―1913
第5章  始政二十周年  1914―1918
第6章  内地延長  1919―1922
第7章  デモクラシーとルネサンス  1923―1926
第8章  ぼんやりした不安  1927―1930
第9章  アメとムチ  1931―1934
第10章  祭りのあと  1935―1938
第11章  ニイタカヤマノボレ  1939―1941
第12章  われ自爆す  1942―1946
第13章  こうふくの先にあるもの  1945―1947
出会いは縁の賜物 相逢自是有縁  呂理政(国立台湾歴史博物館前館長)


乃南 アサ[ノナミ アサ]
著・文・その他

国立台湾歴史博物館[コクリツタイワンレキシハクブツカン]
著・文・その他

秋恵文庫[アキエブンコ]
著・文・その他

内容説明

日本人の知らない日本が、台湾には遺っている。台湾の国立台湾歴史博物館および秋恵文庫の協力のもと、多数の歴史資料と文物をカラー写真で紹介しつつ、日本統治時代の五十年の歴史を一小説家の目から紐解いていく画期的ビジュアル歴史クロニクル。

目次

台湾領有 1624‐1897
暴れ馬二人 1898‐1905
稼げる島になれ 1906‐1909
希望の島 1910‐1913
始政二十周年 1914‐1918
内地延長 1919‐1922
デモクラシーとルネサンス 1923‐1926
ぼんやりした不安 1927‐1930
アメとムチ 1931‐1934
祭りのあと 1935‐1938
ニイタカヤマノボレ 1939‐1941
われ自爆す 1942‐1946
こうふくの先にあるもの 1945‐1947

著者等紹介

乃南アサ[ノナミアサ]
1960年東京生まれ。’88年『幸福な朝食』が第1回日本推理サスペンス大賞優秀作となる。’96年『凍える牙』で第115回直木賞、2011年『地のはてから』で第6回中央公論文芸賞、’16年『水曜日の凱歌』で第66回芸術選奨文部科学大臣賞をそれぞれ受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

榊原 香織

90
良い本です。 ビジュアル年表ですが、読む部分もしっかりあります。 あまり今まで語られなかった部分ですね、台湾の日本統治時代、しかも50年間も。 国立台湾歴史博物館協力です。故宮博物院と間違えてる人もいますが、街中にあって、行きやすく、お庭が広くてきれいで、空いてるので好きな場所です。2021/03/02

やじ

15
資料提供/全面協力「國立薹灣歴史博物館」との事で、写真や資料が沢山ありワクワクで借りました。日本に割譲された明治28年4月発行「薹灣新地図」翌年43年版では鉄道が基隆から高雄まで繋がっている!44年の汽車汽船旅行案内図には樺太から朝鮮、台湾まである。先人達の偉大さに圧倒される。しかし「はじめに」で評価が天から地へ。「植民地」「つらい記憶を封印」「不幸極まりない悪縁だったか、それなりに得ることもあった縁だったかは人による」編者(偏者?)でこうも酷くなるのですね。勿体無い事でした。2020/09/26

ちょび

7
最近3回目の台北を旅してきたばかり。台湾の人たちは、なぜこれほど親切で温かいのだろう、なぜこの街にいるとこんなにくつろいだ懐かしい気持ちになるのだろう。そんな疑問を持って、出会ったのが本書でした。台湾を統治した日本の50年が記されています。台湾だけでなく、戦前の日本の姿も薄れていくような昨今、知っておくべき大切なことに気づかせてもらったように思います。次は同じ著者の『美麗島紀行』を読みます。2018/03/01

sine_wave

7
乃南アサという作者と、先の戦争という二つの動機があり本書を購入した。小説家の書いた歴史書なので、とても読みやすい。戦争は良くないが、50年間の日本の台湾統治は決して無駄ではなかったと思った、と同時に平和維持への努力は常に続けていかねばと心に誓った。特に若者を戦争の犠牲にしてはならない。2016/07/03

けぴ

4
日本史でも世界史でも勉強する機会が少ない台湾。日本の植民地支配50年が現在の台湾の基礎を形作ったとも読める傑作でした。台湾人が親日の理由も分かります。2016/10/16

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