集英社新書
ツタンカーメン 少年王の謎

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  • サイズ 新書判/ページ数 254p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784087206494
  • NDC分類 242
  • Cコード C0222

出版社内容情報

最新科学で明らかとなったファラオの真実
CTスキャンやDNA鑑定によって、ツタンカーメンの真実が昨今明らかとなりつつある。いままで推測の域を出ることがなかった死因や親子関係、治世状況など多くの謎に包まれた王の姿に迫る!

内容説明

ツタンカーメンは、ほぼ未盗掘で発見された王墓により有名であるが、王自身の生涯とその時代については、長い間謎に包まれたままだった。しかし、20世紀の終わりになってツタンカーメン時代の建造物や重要人物の墓が次々と発見されたことや、2010年に最新のDNA鑑定がなされたことなどによって、ファラオの真の姿が明らかとなりつつある。本書では、いままで推測の域を出ることがなかった死因や親子関係の謎に迫るだけでなく、即位にいたる歴史的状況、死後の状況についても大胆な新説を示す。

目次

第1章 ツタンカーメン王墓の発見
第2章 ツタンカーメン王の呪い
第3章 古代エジプトの黄金時代と異端の時代
第4章 ツタンカーメン王とその治世
第5章 ツタンカーメン王の死と埋葬
第6章 第一八王朝の終焉
エピローグ ツタンカーメン王の時代

著者等紹介

河合望[カワイノゾム]
1968年東京生まれ。早稲田大学文学学術院・国際学術院非常勤講師。早稲田大学大学院文学研究科博士課程満期退学。ジョンズ・ホプキンス大学大学院博士課程に学び、博士号取得。ジョンズ・ホプキンス大学非常勤講師、米国エジプト調査研究センター特別研究員、国連教育科学文化機関コンサルタント、早稲田大学理工学術院総合研究所客員准教授などを経て現職。専門はエジプト学(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

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towaeta

3
ツタンカーメン展の開催に合わせ色んな古代エジプト本が出てますが、これは当たり。ハイライトは4章「ツタンカーメン王とその治世」最新の研究成果を踏まえ(鵜呑みにしていいかはともかく)ツタンカーメンの血縁関係がしっかり解説されている。さらに乳母についての言及もあったのは良かった。カラー写真はないので河出書房新社から出ている「図説ツタンカーメン王」でビジュアル面は補えばいいかと。これからツタンカーメンを知りたい人はその2冊があればツタンカーメン展の予習はバッチリでしょう。2012/07/14

プリン

2
ツカンカーメンの治世が今から3500年近く前であることに改めて驚いた程度の知識しかないのに、書店で見かけて思わず手に取ってしまいました。古代エジプト史の基礎資料(絵文字?)が何かもよくわかっていないため、どうしてこれほど古い時代のことがわかるのかと何度も驚かされました。とても読み易かったので、私のような初心者向けのエジプト史学の方法論を紹介してくれるような著作をお願いしたいと思います。2012/08/05

k_samukawa

2
素晴らしい入門書。研究史や最新の研究の成果を盛り込みつつも、「初期衝動」に忠実。学問の路に進むことになった最初の一歩である所の幼少期の感動、それを忘れない研究者だからこそ書けた一冊だと思う。一気読みでした。2012/07/14

ななはビビリ柴

1
これは最新のツタンカーメン王時代の歴史解説書ですが、新書なので大変文体もソフトでわかりやすかったです。ツタンカーメン展に行く前に予習のつもりで読んだけれど、古代エジプト王朝にますます惹かれそう。2012/08/28

ナオ

0
2013/07/10

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