独裁者ヒトラーの時代を生きる―演説に魅入られた人びとと「つまずき石」

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独裁者ヒトラーの時代を生きる―演説に魅入られた人びとと「つまずき石」

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  • サイズ 46判/ページ数 288p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784087880359
  • NDC分類 234.074
  • Cコード C0022

出版社内容情報

この世に強権的な指導者が現れるたび、常に引き合いに出される「稀代の独裁者・ヒトラー」。大衆を熱狂させたのは、その類まれな「演説力」。飛行機でドイツ全土を飛び回り、ラジオ放送を牛耳って全国の家庭を演説会場に変え、国民の心を掴み、破滅的な戦争へと突き進んでいった。そんなヒトラーの時代を体験した人びとの多くが鬼籍に入り、生の証言を聴ける機会も残り少ない。ヒトラーの演説を聞き熱烈に支持した人、ナチスに肉親を奪われた人、反発を覚えながらも抗えなかった人……。本書では、当時、様々な立ち位置にいた人びとをドイツ各地に訪ねて得た貴重な証言に加え、そうした街に埋められていた金色のブロック、ヒトラーにより命を落としたユダヤ人の名前が刻まれた「つまずき石」に注目。75年の時を超え、ヒトラーの時代を「追体験」していく。
NHK BS1スペシャルで話題を呼んだ番組『独裁者ヒトラー 演説の魔力』をベースとした待望の書籍化。

第1章 言葉の魔力
ヒトラーを一目見てみたい
ミュンヘン一揆
なぜ私はナチスになったのか
単に一五人目の首相

第2章 無謬の指導者1
「つまずき石」のない街
ドイツ中の家庭を演説会場に
ヒトラーに心酔する人びと
ヒトラー・ユーゲントとドイツ女子同盟
ナチズムが生んだ“エリート"たち

第3章 「平和」の名のもとに
だって彼はユダヤ人だから
それぞれの「水晶の夜」
パパが連行されなければいいけど
「大ドイツ」の一部になる
我らが総統ならやってくれる

特別コラム 誘導する言葉を聞き分けよ
高田博行(言語学者・学習院大学教授)

第4章 言葉の呪縛
ドイツ人は支配民族である
口を手で隠して生きる
総力戦演説
「おのれの責任を自覚せよ」白バラ抵抗運動
総統が命じ、我々は従う
私は生きている。ただ、私は生きている

最終章 呪縛、それから
「良いナチス」と「悪いナチス」
ヒトラーからの「解放」
「負の歴史」とともに生きる

内容説明

ナチス・ドイツ時代を生き抜いた12人。75年目の証言。言葉が時代をねじ曲げた。NHK BS1スペシャル『独裁者ヒトラー 演説の魔力』待望の書籍化!高田博行氏(言語学者・学習院大学教授)コラム掲載。

目次

第1章 言葉の魔力(ヒトラーを一目見てみたい;ミュンヘン一揆;なぜ私はナチスになったのか;単に一五人目の首相)
第2章 無謬の指導者(「つまずき石」のない街;ドイツ中の家庭を演説会場に;ヒトラーに心酔する人びと;ヒトラー・ユーゲントとドイツ女子同盟;ナチズムが生んだ“エリート”たち)
第3章 「平和」の名のもとに(だって彼はユダヤ人だから;それぞれの「水晶の夜」;パパが連行されなければいいけど;「大ドイツ」の一部になる;我らが総統ならやってくれる;“特別コラム”誘導する言葉を聞き分けよ)
第4章 言葉の呪縛(ドイツ人は支配民族である;口を手で隠して生きる;総力戦演説;「おのれの責任を自覚せよ」白バラ抵抗運動;総統が命じ、我々は従う;私は生きている。ただ、私は生きている)
最終章 呪縛、それから(「良いナチス」と「悪いナチス」;ヒトラーからの「解放」;「負の歴史」とともに生きる)

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

金吾

33
ヒトラーが当時のドイツ人を魅了していった一端がわかります。また世の中が不穏になり、個人としても将来に不安を感じたらポピュリズムに流されてしまうのだろうなとも感じました。2023/02/17

かずぼう

27
雄弁家ヒトラーの演説は、文で読んだだけでも力強い、これに心酔しても不思議はない。当時の国際社会は食うか食われるかの厳しい世界。強い者が生き残り弱者は搾取される。インタビューで、(平和な時代に生きている私達が)なぜ当時何も声を上げなかったのか?と問う、しかし、そこには生死を賭けた恐怖があった。ヒトラーに心酔した者は、今だにヒトラー=悪と割り切れない気持ちを持っている、それは民族が一体となるような高揚感、分かる気もするが、ヤリ過ぎだ。2022/03/29

ののまる

14
BSスペシャルで観た番組が書籍になったので読んでみた。なぜ一般の人がヒトラーを支持したのか、というのは、日本人が戦争に突き進んだことと通じるテーマ。「つまずき石」を埋め込む作業はその町ごとのドイツ人によって2020年の今も続行されている。そこが戦後日本が負の歴史に向き合わなかったことの大きな違いの象徴のよう。2020/12/29

トト

6
NHKBSで放映された番組の素材インタビューを、書籍化したもの。 第二次世界大戦時のドイツで、ヒトラーと同時代を生きた人々にインタビューし、生の声を聞き出したドキュメンタリー。およそ90年前である。少年時代に彼ら彼女らが見たヒトラー像は、悪の独裁者というより、英雄的政治家。大きな負の遺産を残した歴史は、簡単には止められなかった世界情勢の怒涛を感じました。2020/06/11

ひーちゃん

4
第一次世界大戦の結果、打ち砕かれたドイツ人は最強の大衆迎合主義のヒトラーの言動に魅了され、途中、危険を感じた人もいたが、結局あと戻りできず、戦争へと突き進んでしまった。この本は当時、若者だった人たちにインタビューを行い、当時の考えや現在に至る思いを聞いている。怖いのは、あの時代大半の人が間違っていることに気付かない、また気付いても言い出せない世の中であったことである。今の世界状況を見ていると、一部の国で同じ状況になっている。歴史はくりかえされるのか?2020/07/23

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