新潮文庫<br> 深読みシェイクスピア

個数:
電子版価格
¥605
  • 電書あり

新潮文庫
深読みシェイクスピア

  • ウェブストアに4冊在庫がございます。(2024年05月24日 00時18分現在)
    通常、ご注文翌日~2日後に出荷されます。
  • 出荷予定日とご注意事項
    ※上記を必ずご確認ください

    【ご注意事項】 ※必ずお読みください
    ◆在庫数は刻々と変動しており、ご注文手続き中に減ることもございます。
    ◆在庫数以上の数量をご注文の場合には、超過した分はお取り寄せとなり日数がかかります。入手できないこともございます。
    ◆事情により出荷が遅れる場合がございます。
    ◆お届け日のご指定は承っておりません。
    ◆「帯」はお付けできない場合がございます。
    ◆画像の表紙や帯等は実物とは異なる場合があります。
    ◆特に表記のない限り特典はありません。
    ◆別冊解答などの付属品はお付けできない場合がございます。
  • ●店舗受取サービス(送料無料)もご利用いただけます。
    ご注文ステップ「お届け先情報設定」にてお受け取り店をご指定ください。尚、受取店舗限定の特典はお付けできません。詳細はこちら
  • サイズ 文庫判/ページ数 335p/高さ 16cm
  • 商品コード 9784101204710
  • NDC分類 932
  • Cコード C0174

出版社内容情報

松たか子が、蒼井優が、唐沢寿明が芝居を通して教えてくれた、シェイクスピアの言葉の秘密。翻訳家だから書けた、深く楽しい作品論!

私の翻訳は、稽古場で完成する――。松たか子が、蒼井優が、唐沢寿明が、芝居を通して教えてくれた、シェイクスピアの言葉の秘密。それは、翻訳家の長年の疑問を氷解させ、まったく新しい解釈へと導いてくれるものだった。『ハムレット』『マクベス』『リア王』『ロミオとジュリエット』『夏の夜の夢』……。訳者と役者が名作の知られざる一面へと迫る、深く楽しく発見に満ちた作品論。

内容説明

私の翻訳は、稽古場で完成する―。松たか子が、蒼井優が、唐沢寿明が、芝居を通して教えてくれた、シェイクスピアの言葉の秘密。それは、翻訳家の長年の疑問を氷解させ、まったく新しい解釈へと導いてくれるものだった。『ハムレット』『マクベス』『リア王』『ロミオとジュリエット』『夏の夜の夢』…。訳者と役者が名作の知られざる一面へと迫る、深く楽しい発見に満ち満ちた作品論。

目次

第1章 ポローニアスを鏡として―『ハムレット』
第2章 処女作はいかに書かれたか―『ヘンリー六世』三部作
第3章 シェイクスピアで一番感動的な台詞―『リア王』
第4章 男、女、言葉―『ロミオとジュリエット』『オセロー』
第5章 他愛もない喜劇の裏で―『恋の骨折り損』
第6章 日本語訳を英訳すると…―『夏の夜の夢』
第7章 嫉妬、そして信じる力―『冬物語』
第8章 言葉の劇―『マクベス』

著者等紹介

松岡和子[マツオカカズコ]
1942(昭和17)年、旧満州新京(長春)生れ。東京女子大学英文科卒業。東京大学大学院修士課程修了(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

この商品が入っている本棚

1 ~ 1件/全1件

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

KAZOO

151
松岡さん訳のシェイクスピアは今二十数冊まで読んでいるのですが、このエッセイというかシェイクスピアの役者とのやり取りによって翻訳をさらにブラッシュアップさせていく過程が書かれていて楽しめました。むかしは結構舞台を見に行ったのですが最近はとんとおみかぎりで行っていません。この本を読むと、いきたくなりますが、蜷川さんがおなくなってしまったので誰が後をついで行かれるのでしょうか?2016/06/08

ケイ

117
訳している際にピンと来なかったセリフが、自分の訳を元に演じている訳者さんとの会話で突然に体感したというエピソードは面白かった。当時は20歳ぐらいだったであろう松たか子。天性のものを備えておられるのだろう。リチャード三世とアンとの会話を引き合いに、シェイクスピア劇の中では、対になる台詞でやり取りするカップルは結ばれる法則も面白かった。言い合いをしていてもリズムがあればいいのか。未読の作品については今回は理解できないまま。松岡訳33巻を読んでから再読したい。2022/01/10

ワニニ

63
いや~面白かった!シェイクスピア観た本数少ないし、作品もいくつか読んだだけ、英語は特別な勉強したこともなく…、でも「ほぉー」「へー」「成程ねぇ」等、思わず声に出してしまう言葉の秘密の数々、それを語る松岡さんと、聞き出し、新たな問題提起もする小森さんの掛け合い、松岡さんの人となりまで興味深く楽しめる対談。戯曲の翻訳者と言えど、松岡さんは頭だけでなく自分の身体でそれをする。そして、それを演じる役者と接し、生きている登場人物を目の当たりにすることで、またその台詞を吟味する。シェイクスピアは勿論、翻訳って深いわー2016/05/18

momogaga

49
今回は翻訳とシェイクスピア劇の舞台裏を楽しむごとができた。翻訳は精緻な作業だが、稽古場で実際に演じる役者たちの言葉によって、作品の解釈が変更になることを知った。作者の松岡さんがずっと解けなかった謎を一瞬でひもといた松たか子。セリフの微妙なニアンスのずれに気づいた蒼井優。唐突な嫉妬をリアルな表現に変えた唐沢寿明。役者の深読みもなかなかですね。2018/06/02

あむぴの

35
翻訳者ならではの、するどく、細かい指摘。親しいあなたと、そうではないあなたの違いで、オフィーリアのセリフがへりくだるか、へりくだらないか。言葉だけでなく、空間が広がるかのようだ。また、実際の役者の直観での行動も、すごい。言葉、セリフ、動き、心の動き、表情。いろんなことが合わさっての、シェイクスピアなんだなと。2016年4月、新潮文庫。2018/06/20

外部のウェブサイトに移動します

よろしければ下記URLをクリックしてください。

https://bookmeter.com/books/10871469
  • ご注意事項

    ご注意
    リンク先のウェブサイトは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」のページで、紀伊國屋書店のウェブサイトではなく、紀伊國屋書店の管理下にはないものです。
    この告知で掲載しているウェブサイトのアドレスについては、当ページ作成時点のものです。ウェブサイトのアドレスについては廃止や変更されることがあります。
    最新のアドレスについては、お客様ご自身でご確認ください。
    リンク先のウェブサイトについては、「株式会社ブックウォーカー」にご確認ください。