出版社内容情報
夜逃げ、破産、妻の不貞、闘病……。栄光と転落を繰り返し、無限の優しさと赦しで周囲を包んだ「緊縛の文豪」の波瀾万丈な一代記。
昭和6年。文士と親しく交流する女優の母と相場師の父との間に鬼六は生れた。純文学を志すが挫折、酒場経営で夜逃げ、一転教師を経て、やがてSM作家として莫大な稼ぎを得る。だが、映画製作や雑誌の発行に乗り出し破産。周囲は怪しげな輩が取巻いていた……。栄光と転落を繰返す人生は、無限の優しさと赦しに貫かれ、晩年に罹患した病にさえも泰然としていた。波瀾万丈の一代記。
内容説明
昭和6年。文士と親しく交流する女優の母と相場師の父との間に鬼六は生れた。純文学を志すが挫折、酒場経営で夜逃げ、一転中学教師を経て、SM作家として莫大な稼ぎを得る。しかし、映画製作や雑誌の発行に乗り出し破産。周囲は怪しげな輩が取巻いていた…。栄光と転落を繰返す人生は、無限の優しさと赦しに貫かれ、晩年に罹患した病にさえも泰然としていた。波瀾万丈の一代記。
目次
御殿を追われて
少年時代
はじめての夜逃げ
純文学作家として
教壇とSM小説
奇妙な隠遁生活
「エロ事師」開眼
鬼プロの興亡
不貞の季節
「新宿の殺し屋」現る
すべてを将棋に
最後の愛人
遊びの果てに
著者等紹介
大崎善生[オオサキヨシオ]
1957(昭和32)年、札幌市生れ。2000(平成12)年、デビュー作の『聖の青春』で新潮学芸賞を、’01年『将棋の子』で講談社ノンフィクション賞を受賞。’02年には、初めての小説作品『パイロットフィッシュ』で吉川英治文学新人賞を受賞した(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
たらお
いちろく
緋莢
けいちゃっぷ
T