新潮文庫
蒼き信長〈上〉

  • ただいまウェブストアではご注文を受け付けておりません。
  • サイズ 文庫判/ページ数 367p/高さ 16cm
  • 商品コード 9784101305233
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0193

出版社内容情報

父への不信感。母から向けられる憎悪の眼差し。そして度重なる実弟の裏切り……。知られざる信長の青春を描き切る、本格歴史小説。

守護代本家の被官でありながら尾張統一の野望を抱く織田信秀。その寵愛を一身に受け、嫡男信長は武芸に秀でた青年へと成長する。だが、実弟・信勝への家督相続を画策する母・政子の策略により、父との関係が悪化。単身城を飛び出した信長は牢人らと徒党を組み、奇抜な格好で闊歩して「うつけ」と呼ばれ嫌厭されるようになる。知られざる信長の青春を描き切った本格歴史小説。

内容説明

守護代本家の被官でありながら尾張統一の野望を抱く織田信秀。その寵愛を一身に受け、嫡男信長は武芸に秀でた青年へと成長する。だが、実弟・信勝への家督相続を画策する母・政子の策略により、父との関係が悪化。単身城を飛び出した信長は牢人らと徒党を組み、奇抜な格好で闊歩して「うつけ」と呼ばれ嫌厭されるようになる。知られざる信長の青春を描き切った本格歴史小説。

著者等紹介

安部龍太郎[アベリュウタロウ]
1955(昭和30)年、福岡県生れ。久留米高専卒。図書館勤務等を経て小説家に。’90(平成2)年、日本全史を網羅した短編集『血の日本史』でデビュー。2005年『天馬、翔ける』で中山義秀文学賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

優希

49
再読です。単身城を飛び出し、奇抜な格好でいたことから「うつけ」と嫌厭された信長。それが革命児へと通じているのだと思いました。知られざる信長の青春とも言えますね。2023/03/07

優希

45
最初の方は信長の父・信秀を中心に描き、信長については後半の方で描かれます。そのせいか、信長がどれだけ信秀の影響を受けているかが分かりました。今度、どういう活躍をするのでしょう。下巻も読みます。2022/05/10

巨峰

39
若き日の織田信長。というよりはその父織田信秀が上巻の主役。信秀とそのその時代をここまで詳しく描いた小説を読んだのは初めてなので楽しかったです。のちに信長をささえる名臣たちも徐々に登場してきます。宮城谷昌光さんの「風は山河より」の前半を織田側からみた小説とも思いました。2015/06/30

アイゼナハ@灯れ松明の火

27
上巻は信長というよりも、父上である織田信秀の活躍が生き生きと描かれていて非常に興味深く読みました。尾張弁(?)丸出しのセリフも楽しい…信秀以外は士言葉なのでギャップが楽しいのかもね。当時の貨幣価値を現在のレートに置き直して表示してくれてるので、関銭・津料に着目した商業経済基盤を持つ織田家が如何に裕福であったかが実感できる感じもいい。残念ながら父上は、失意のなかで世を去っていく訳ですが…その後、信長が家中、ならびに尾張を掌握するための苦難について、割と細かく描いていく感じなのでしょうか。下巻も楽しみ。2012/12/15

只三郎

22
前半は織田信長の父親である信秀を中心に描き、後半から信長の活躍が描かれている。 父親亡き後の信長の立場は、織田家の中でもかなり不利な立場であった。しかし、その逆境の中にありながら、先の先を読み、果敢に行動に移し、実現する力には驚嘆してしまう。 どうすれば、彼のような男が生まれてくるのだろか?2018/07/07

外部のウェブサイトに移動します

よろしければ下記URLをクリックしてください。

https://bookmeter.com/books/5591393
  • ご注意事項

最近チェックした商品