新潮文庫
復活から常勝へ―早稲田大学駅伝チームの“自ら育つ力”

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  • サイズ 文庫判/ページ数 253p/高さ 16cm
  • 商品コード 9784101357416
  • NDC分類 782.3
  • Cコード C0195

内容説明

伝統校がまさかの「箱根」2年連続シード落ち―低迷する母校チームの再生を託されたのは、30歳の青年監督だった。重圧がかかる中、それでも彼が、ぶれずに一貫して取った指導方針は、選手自身に“自ら育つ力”を身につけさせること。予選会突破、シード権回復、上位争いと、選手もチームも着実に成長してゆき、そしてついに「箱根」総合優勝。強いワセダが甦った。

目次

プロローグ 「自ら育つ力」の挑戦
第2章 「自己管理」―最短最速で目標に到達する
第3章 「モデル」「ライバル」「陽のオーラ」―成長を加速させる3要素
第4章 挫折をコントロールする工夫
第5章 チームの成長と自分の成長
第6章 才能と根性とをつなげ!
第7章 選手・渡辺康幸の成長ファイル
終章 「感謝・反省・反骨心」―強く大きく育つために

著者等紹介

渡辺康幸[ワタナベヤスユキ]
1973(昭和48)年、千葉県生れ。陸上競技の名門・市立船橋高校を経て、早稲田大学人間科学部へ進学し、競走部に入部。1年生で箱根駅伝の優勝メンバーとなった他、数々の長距離レースで好成績をおさめ「天才ランナー」の名をほしいままにする。大学卒業後はエスビー食品に入社し、’96アトランタ五輪の1万メートル代表に選ばれたが、故障で出場を断念。以後もたびたび故障に悩まされ、2002(平成14)年に現役を退く。’04年、早稲田大学競走部・駅伝監督に就任(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

ローリー

5
箱根駅伝は昔から好きですが、最近は関連出版物も多くて嬉しい限り。箱根を見始めた頃に活躍しており、今は母校早稲田大学の監督になっている渡辺康幸さんの、自身の経験を元に書かれた監督術です。正直、天才肌に思えた渡辺さんがこれほどの苦労をしていたとは思いませんでした。自らが失敗した事で得た苦労の経験を、学生たちがする事はないよう伝えようという優しさが見え、学生が自ら考え、自らを育てる事が出来るよう、監督の手を離れた後も活躍していく事が出来るようにとの思いが素晴らしいです。社会人が自らを高める為にもいい本です。2011/12/26

kaikoma

2
出身大学では無いですが、箱根駅伝はここが強くないと今ひとつ面白くないと、つい感じてしまいます。一般入試で入学しメンバー入りを勝ち取った選手が、必ず一人か二人は入っているからでしょうか。監督も時代も変わりましたが、応援し続けたいと思います。2012/01/06

りょーすけ

2
確かに人が何をいっても、それを行動するかはその人次第。監督業はそのさじ加減が非常に難しいんだと感じた。ナベさんは、早稲田が大好きで、周りからのプレッシャーもきちんと受け止めようとしている。まだまだ若い監督なので、これから様々な経験を積んで、早稲田を常勝軍団にしてほしいと願っている。2012/02/10

Junji Ogawa

2
もっと詳しく知りたい。スカウティングの苦労とか、Bチームの話とか。続編望む。 2012/01/13

千会子

2
三浦しをんさん絶賛!という帯を見て思わず購入。にわか箱根駅伝ファンとして、箱根に至るまでの監督や選手の思いを知れたのはとてもよかったです。速い選手を集めただけでは勝てない、人間らしさが詰まったスポーツなんだなということを改めて感じさせられました。不思議な縁や紆余曲折の歴史があるのは、早稲田という名門が成せる技ですね。監督はもちろん、控えの選手一人一人にまでドラマがある箱根駅伝って素晴らしい!2011/12/05

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