出版社内容情報
日本第一号のタウン誌「銀座百点」に、創刊当時より掲載されたエッセイを厳選。著名人60名が綴る、あの日、あの時の銀座。
「銀座のかおりを届ける雑誌」として1955年に産声を上げた、日本初のタウン誌「銀座百点」。現在も発行され続けており、中でも各界著名人が筆を執った巻頭エッセイは妙味に富む。ノーベル賞や芥川・直木賞受賞者、映画監督、漫画家、料理研究家、そして銀幕のスターたち……創刊当時より誌面を飾ったエッセイを厳選。時代を彩った60名が一堂に会した、傑作アンソロジー。
内容説明
「銀座のかおりを届ける雑誌」として1955年に産声を上げた、日本初のタウン誌「銀座百点」。現在も発行され続けており、中でも各界著名人が筆を執った巻頭エッセイは妙味に富む。ノーベル賞や芥川・直木賞受賞者、映画監督、漫画家、料理研究家、そして銀幕のスターたち…創刊当時より誌面を飾った数々の名エッセイから厳選。時代を彩った60名が一堂に会した、傑作アンソロジー。
目次
私の浪費癖(有吉佐和子)
銀座知らず(司馬遼太郎)
旅(松本清張)
青春の町「銀座」(三島由紀夫)
“オジサマ”の楽しみ(開高健)
サーバーの犬とぼくの知っていた犬(大江健三郎)
不在証明くずし(山口瞳)
人相(遠藤周作)
台風銀座(新田次郎)
銀座の露店(吉行淳之介)〔ほか〕
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
アキ・ラメーテ@家捨亭半為飯
52
雑誌『銀座百点』に掲載されたエッセイ。銀座のタウン誌ということで、銀座をテーマにしたものが多いけれど、中には全く銀座が出てこないものや、ちょこっとだけしか出てこないものも……。今回、初めて料理研究家の小林カツ代さん、俳優の長塚京三さんや桃井かおりさんの書いた文章を読んで、他のものも読んでみたくなったり、横溝正史はエッセイを読んだことが無かったけれど、ユーモアがあっておもしろい。他のエッセイも読んでみたい。2016/08/15
ぶんこ
50
高くて大人の町の印象ですが、意外とリーズナブルなお店が沢山あります。 なので頻繁に出かける町で愛着があるだけに、最近は街並みが雑然としてきて悲しいです。 せめて通り沿いに大きな並木があったらなぁ。 そんな風に思っていたのに、三島由紀夫さんのエッセイでは、「モダン高層建築ばかりの集積になったら世界に類のない町になるであろう。 日本趣味や銀座情緒は、その上で改めて考えればいい」・・54年前に書かれてます。美に拘られていたと思われる三島さんの言葉とは思えず、絶句しました。2015/03/28
tu-bo@散歩カメラ修行中
26
偶々ブックオフで手に取り、割りと好きな方がおおいな という印象で購入しました。有吉佐和子さんのエッセイは、1957年に書かれたものでほぼ60年に渡る時間の作品です。既に鬼籍に入られた方も沢山います。新藤兼人さんのエッセイが印象に残りました。銀座と関係のない題材もおおいです。佐野洋子さん、向田邦子さん、角田光代さん、吉村昭さん、佐野史郎さん、塩野七生さん 豪華な顔ぶれのかたがたが珠玉の作品を提供しています。☆四つ。<(_ _)>2015/04/04
ぶんぶん
19
読みでがあった。 そりゃあそうだろう、60人の著名人が思い入れたっぷりに語るのだから。 昔、通った銀座の会社が甦る。 書いてある、通り、建物、お店、すべて判る、知ってるもんね。 しかし、「銀座百点」恐るべし、よくぞ有名人をこんなに集めたものだ。 至福のひとときであった。2015/11/18
幹事検定1級
18
著名人の銀座にまつわるエッセイをまとめた一冊。 ところが銀座に全く関係ないエッセイも数多く入っているところが疑問に残りますが。 銀座は職場の近くにあり、毎日の散歩コース。 全てのブランドのフラッグシップ的な店舗が集まり、まさに歩くだけ見るだけで楽しめる街ですよね。 大好きな街です、銀座。2014/07/17
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