新潮文庫<br> 古城の風景〈1〉菅沼の城・奥平の城・松平の城

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新潮文庫
古城の風景〈1〉菅沼の城・奥平の城・松平の城

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  • サイズ 文庫判/ページ数 386p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784101444376
  • NDC分類 915.6
  • Cコード C0195

内容説明

戦国期の古城を巡る作家の眼は、そこに将兵たちの哀歓を見る。大軍相手でも容易に落ちぬ墨守の名将として驍名を馳せた菅沼氏。今川‐武田‐徳川と臣従し、その勇猛を賞賛された奥平氏。篭城せずに常に城外で決戦した剽悍無類の松平氏。三氏ゆかりの城々を経巡り、高潔達意の名文で、その豊穣な思念と鋭敏な歴史観を縦横に記した白眉の城塞紀行。単行本1、2巻を合本して文庫化。

目次

野田館
野田城
月谷城
宇利城
新城城
田峯城
亀山城
上郷城
牛久保城
伊奈城
今橋城
長篠城
五井城
長沢城
形原城
深溝城
東条城
大給城
岩津城
上野城
安祥城
桜井城
能見城

著者等紹介

宮城谷昌光[ミヤギタニマサミツ]
1945(昭和20)年、愛知県生れ。早稲田大学第一文学部英文科卒。出版社勤務等を経て’91(平成3)年、『天空の舟』で新田次郎文学賞を、『夏姫春秋』で直木賞を受賞。’93年、『重耳』で芸術選奨文部大臣賞受賞。2000年、司馬遼太郎賞受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

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shou

3
古城や城址を巡る紀行。『山河より』と『新三河物語』を読了済み前提。中世はずいぶんと城が多かったんだな。2015/04/11

左近

1
野田菅沼氏についての小説を書くに当たり、関係する史跡(主に愛知県東南部の城跡)を巡った際の紀行文。各章に版画を付けているのがユニーク。中国のイメージが強い作家だけど(熟語の使用頻度が高いように感じたのは、そのせい?)、日本のことも書いていたんですね。背表紙に“白眉の城塞紀行”と紹介されていたので、期待に胸膨らませていたのだが、城そのものについての記述が意外に少なく、残念だった。とは言え、関係する人物についての説明は、なかなかに詳しくて良かった。自分も平野明夫『三河松平一族』を読んで勉強せねば…2015/06/01

KAZY

1
風は山河よりと新三河物語を読んだので、その取材記も読んでみたくなった。2014/07/16

caramelscratch

1
人は天意とか天命を意識し、天の力を感じようとするが、地の力を忘れている。地力もあなどれない。その地に居ること、その地を踏むことによって、力を得る、というふしぎさもあるのである。(p313)2014/04/06

玉野ゆうき

0
松平さん多過ぎ!とても1読では覚えられませんでした。 2014/12/27

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