謎のアジア納豆―そして帰ってきた“日本納豆”

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  • サイズ B6判/ページ数 350p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784103400714
  • NDC分類 383.8
  • Cコード C0095

出版社内容情報

辺境作家が目指す未知の大陸、それは納豆だった。タイやミャンマーをさまよううちに話は意外な展開へ。壮大な「納豆をめぐる冒険」。

見て、嗅いで、作って、食べる。壮大すぎる「納豆をめぐる冒険」! 辺境作家が目指した未知の大陸、それは納豆だった。タイやミャンマーの山中をさまよううちに「納豆とは何か」という謎にとりつかれ、研究所で菌の勉強にはげみ、中国に納豆の源流を求め、日本では東北から九州を駆けめぐる。縦横無尽な取材と試食の先に見えてきた、本来の姿とは? 知的好奇心あふれるノンフィクション。

内容説明

山奥のジャングルで出会った衝撃的納豆ご飯。ぱりぱりと割れるせんべい納豆。元・首狩り族の優雅な納豆会席。中国湖南省の納豆入り回鍋肉。そして日本で見つけてしまった「究極の納豆」。本気度1000パーセントのノンフィクション大作。壮大すぎる“納豆をめぐる冒険”

目次

納豆は外国のソウルフードだった!?チェンマイ/タイ
納豆とは何か
山のニューヨークの味噌納豆 チェントゥン/ミャンマー
火花を散らす納豆ナショナリズム タウンジー/ミャンマー
幻の竹納豆を追え!ミッチーナ/ミャンマー
アジア納豆は日本の納豆と同じなのか、ちがうのか
日本で『アジア納豆』はできるのか 長野県飯田市
女王陛下の納豆護衛隊 パッタリ/ネパール
日本納豆の起源を探る 秋田県南部
元・首狩り族の納豆汁 ナガ山地/ミャンマー
味噌民族vs.納豆民族 中国湖南省
謎の雪納豆 岩手県西和賀町
納豆の起源

著者等紹介

高野秀行[タカノヒデユキ]
ノンフィクション作家。1966(昭和41)年、東京都八王子市生まれ。早稲田大学第一文学部仏文科卒。1989(平成元)年、同大探検部の活動を記した『幻獣ムベンベを追え』でデビュー。2006年『ワセダ三畳青春記』で第1回酒飲み書店員大賞を受賞。2013年『謎の独立国家ソマリランドそして海賊国家プントランドと戦国南部ソマリア』で第35回講談社ノンフィクション賞、第3回梅棹忠夫・山と探検文学賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

ヴェネツィア

389
納豆の謎を解くべく、ある時はタイのシャン州の辺境へ、さらにはミャンマーのチェントゥンあるいはナガ山地へ、そしてネパールのパッタリへ、はたまた中国湖南省の鳳凰古城へと探索と思索の旅は続く。国内でも納豆のルーツを求めて長野県の飯田市へ、秋田県の南部、岩手県西和賀町へ。とにかく全ページにわたって、これ納豆の話一色。周りの人たちを辟易させたらしいが、読者までもがおしまいには幾分かうんざりしてくる始末。本書には、高野秀行のあくなき好奇心、冒険心、行動力、集中力、粘着力が最大限に発揮されている。2023/08/14

ゆいまある

168
壮大な納豆ルポ。煮た大豆を枯草菌で発酵させた糸引き納豆は、日本から3千キロ離れたタイ、ビルマ、ネパールの山岳地帯にも存在する。イチジクでもシダでもバナナの葉でも納豆は作れる。大豆は痩せた土地でも育ち、肉魚他の調味料の少ない貧しい山奥では貴重な蛋白源であり調味料。日本では秋田県南部などで発生したと考えられるが、冬は葉の確保が難しい為に稲藁が使われたと考えられる。納豆に代わる蛋白質がある地域では廃れる。味噌すら食べない大阪で根付かなかったのはそんな理由では。膨大な地域と人に取材しており読み応えあり。面白い。2019/11/05

トムトム

132
納豆文化において、日本の信州とミャンマーのシャン州は同じだ!という、一見荒唐無稽なのに話を聞くと「そうかも」と思えてしまう不思議な本。身の回りにあるものを利用して保存食や美味しいものを作る。それは時代・地域・民族が違えど人間という動物に共通のこと。人間が思いつくことは、時間・空間をへだてても同じなんだなぁとシミジミした。手前味噌ならぬ、手前納豆!どの民族も、自分とこの納豆が一番おいしいと言う。いやいや、日本の納豆が一番でしょう!笑2020/01/18

岡部敬史/おかべたかし

113
「納豆は藁じゃなくても作れるんだぞー!」という高野さんの叫びが延々語られていて、その延々さが相変わらず楽しいです。終わりのほう「雪納豆」というものが出てきますが、その本当の姿を誰も把握せず伝搬していた件が、なかなか興味深い。「どういうこと?」を自分の頭でしっかりわかるまで追う姿勢に大いなる共感とリスペクト2018/05/30

☆よいこ

101
ノンフィクション作家が書く納豆の研究レポート。きっかけはシャン族など山岳民族を紹介しようと「アジア納豆」を切り口に取材を進めていくうちに、「そもそも納豆てなに?どこから来た食べ物なの?日本の納豆と違いは?」などミイラ取りがミイラになった。イヌを連れて海外旅行とか、納豆合宿として様々な納豆づくりにチャレンジしたり、まさに体当たり。現地調査も積極的に行い、もはや研究者レベル。予測を立て、文献を探し、インタビューし実験をする。それを喜々としてやってるところがすごい▽めちゃ面白かった。2020/11/27

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