内容説明
東京から高知県庁薬事課に赴任した青年課長小杉啓を待っていた、薬品業界の官民癒着のカラクリ、そして謎の殺人事件。義憤にかられ立ち向かう小杉は、一方で道ならぬ恋愛の渦にのみ込まれていく。悲劇的な恋と、人間の心の闇を情感たっぷりに描く、著者の若き日の謎にみちた恋愛小説。
著者等紹介
宮尾登美子[ミヤオトミコ]
1926(大正15)年、高知県生まれ。17歳で結婚、夫とともに満州へ渡り、敗戦。九死に一生の辛苦を経て帰郷。’62年「連」で女流新人賞受賞。’64年、高知新聞に「湿地帯」を連載する。翌々年上京し、’73年、「櫂」で太宰治賞を、’79年、『一絃の琴』で直木賞を受賞。著書に『寒椿』(女流文学賞)『序の舞』(吉川英治文学賞)など多数(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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kaorin
1
勝手なイメージでもっと重厚感のある物語を期待してたが軽いし物足りない感じだった。2015/03/20
みけ
0
再読。高知を舞台に二人の人間の死と薬業界からみのストーリー2015/04/02
yukiho
0
陽暉楼シリーズが好きで、すべて読んでいる。これは初期の作品で、まだまだ宮尾登美子ができていない感じです。文章が稚拙で、読むのが辛かった。2013/10/07
浩一郎
0
宮尾登美子風じゃないぞっ・・・ 高知だけど・・・ 2013/03/09
まったりや
0
他の方と同じ意見です。無理やり推理小説風にしなくても良いのではないかと・・・2011/05/23