内容説明
前五世紀のアテネから中国の明、第一次大戦に至るまで、統治者や国家が実際に戦略を形成する際にみられる現実的かつ錯綜したプロセスについて扱った事例研究。いかに生き残り、失敗したのか。
目次
第1章 はじめに―戦略について
第2章 ペロポンネソス戦争におけるアテネの戦略
第3章 戦士国家の戦略―ローマの対カルタゴ戦争(前二六四~前二〇一年)
第4章 十四世紀から十七世紀にかけての中国の戦略
第5章 ハプスブルク家のスペインの戦略形成―フェリペ二世による「支配への賭け」(一五五六~一五九八年)
第6章 世界戦略の起源―イギリス(一五五八~一七一三年)
第7章 栄光への模索―ルイ十四世統治時代の戦略形成(一六六一~一七一五年)
第8章 列強国への胎動期間―アメリカ(一七八三~一八六五年)
第9章 国民国家の戦略的不確定性―プロイセン・ドイツ(一八七一~一九一八年)
第10章 疲弊した老大国―大英帝国の戦略と政策(一八九〇~一九一八年)
第11章 決定的影響力を行使する戦略―イタリア(一八八二~一九二二年)
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