内容説明
「政治の季節」から「経済の季節」へ―。戦後アジアの地域秩序の形成に日本はいかに関わったのか。政治外交、経済の両面から分析する論考7篇。
目次
第1章 戦後日本社会にとって「アジア」とは何だったのか―一九五〇年代を中心に
第2章 自民党内派閥とアジア外交―福田派、田中派を中心に
第3章 韓国の経済開発をめぐる戦後日韓ネットワーク
第4章 ヴェトナム戦争後の東南アジア秩序と日本
第5章 戦後アジアの国際生産・流通ネットワークの形成と展開
第6章 アメリカ外交と東アジア・太平洋秩序の形成―歴史的考察
第7章 日本のアジア認識・政策の変容―二〇〇一年以降の『通商白書』を中心として