海を渡ったスキヤキ―アメリカを虜にした和食

個数:
電子版価格
¥2,200
  • 電書あり

海を渡ったスキヤキ―アメリカを虜にした和食

  • 提携先に2冊在庫がございます。(2024年06月03日 22時22分現在)
    通常、5~7日程度で出荷されます。
    ※納期遅延や、在庫切れで解約させていただく場合もございます。
    ※1回のご注文は10冊までとなります
  • 出荷予定日とご注意事項
    ※上記を必ずご確認ください

    【出荷予定日】
    通常、5~7日程度で出荷されます。

    【ご注意事項】 ※必ずお読みください
    ◆在庫数は刻々と変動しており、ご注文手続き中に減ることもございます。
    ◆在庫数以上の数量をご注文の場合には、超過した分はお取り寄せとなり日数がかかります。入手できないこともございます。
    ◆事情により出荷が遅れる場合がございます。
    ◆お届け日のご指定は承っておりません。
    ◆「帯」はお付けできない場合がございます。
    ◆画像の表紙や帯等は実物とは異なる場合があります。
    ◆特に表記のない限り特典はありません。
    ◆別冊解答などの付属品はお付けできない場合がございます。
  • ●店舗受取サービス(送料無料)もご利用いただけます。
    ご注文ステップ「お届け先情報設定」にてお受け取り店をご指定ください。尚、受取店舗限定の特典はお付けできません。詳細はこちら
  • サイズ 46判/ページ数 240p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784120052507
  • NDC分類 383.8
  • Cコード C0022

出版社内容情報

1963年、坂本九の『上を向いて歩こう』はアメリカで『SUKIYAKI』とタイトルを付けられ、大ヒットを記録した。歌詞と関係なくスキヤキと名付けられたのは、ひとえに当時、アメリカでスキヤキが大流行中だったからだ。なぜ、スキヤキはそれほどまでにアメリカ人を夢中にさせたのか。



 19世紀に最初に和食が注目されたわけや、いまやハワイ名物となったスパムむすびの発祥、スシ流行前夜の関係者の努力など、アメリカでの和食の歴史を、知られざるエピソード満載でたどる。

内容説明

一皿、一匙に歴史あり!なぜアメリカで愛されたのか?驚愕され、注目され、嫌われて、大人気になった、アメリカの「和食」、波瀾万丈のものがたり。

目次

第1章 幻の島国の禁断の味―アメリカ人が日本食に目覚めた明治時代(大統領と日本料理の出会い;ロシア人の囚人が食べた料理 ほか)
第2章 だんご汁の日々―日本の食文化をアメリカに根づかせた移民たち(最大の奇跡と最悪の貧困;太平洋を渡って新世界へ ほか)
第3章 ピーナッツ餅とスパムむすび―「アメリカ流和食」誕生の舞台となった日本人街(シアトルのジャパンタウン;日本人の約八割は流れ者 ほか)
第4章 上を向いて歩こう―戦後の楽観主義を形にした「スキヤキ」と「スシ」ブーム(ジャップの散髪はしない;消滅した日本人街 ほか)

著者等紹介

サリバン,グレン[サリバン,グレン] [Sullivan,Glenn]
1962年ハワイ生まれ。イエール大学卒業。言語哲学専攻。1984年に来日し、英会話学校教師として勤務後、雑誌『日本語ジャーナル』の英文監修者、翻訳家として活躍。1992年に帰米し、コーネル大学大学院でアジア文学を履修(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

この商品が入っている本棚

1 ~ 2件/全2件

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

アキ

71
スキヤキについての本ではなく、アメリカにおける和食の変遷の歴史についての書でした。スパムむすびやカリフォルニア・ロールがなぜ生まれたのか、スキヤキが戦後アメリカで好まれた理由などがすっきり理解できます。ハワイで2017年ホノルル国際空港の名前に付けられたダニエル・K・イノウエのことも知れて、またなぜパフォーマンスを売りにした鉄板焼きのお店や中国人が和食レストランの経営をしているのか、色々納得できました。著者はホノルル生まれで1984年から8年間英会話講師として日本で働いたそうです。駅前留学○○ですかね?2020/04/04

おかむら

35
アメリカの和食の歴史。日系移民の苦難の歴史はドラマや小説で知ってはいるけど、その食生活に着目した点が面白い。移民一世は西部の鉄道工事現場で何を食べていたのか?とか。強制収容所で生まれたあの食べ物とか。へえーってトリビアがいっぱい。文章も読みやすい。和食じゃないけど、アメリカン中華の「チャプスイ」、日本で食べれるのかなあ? ちょい食べてみたいわー。2020/04/02

ようはん

19
アメリカにおける和食の受容の歴史やアメリカに渡った日本人移民の食文化の変遷がテーマ。和食がアメリカの家政学に影響を与えたりフォーチュンクッキーが元々はアメリカの日系人による和菓子が源流だった辺りが意外。とはいえ1番印象に残るのは当時の日本人移民に対する人種差別の苛烈さ。これまで漠然とした形でしか移民の苦労は知らなかったが飲食商売や就職においてかなりの厳しい差別や妨害があったとは思わなかった。2020/03/30

G-dark

17
アメリカでの厳しい生活環境や人種差別と立ち向かった日本人が紹介されている本。日本の人々がアメリカへ出稼ぎに行った時、ベーコンにお湯を加えてスープを作り、小麦粉で作った団子を入れた「アメリカ版だんご汁」を誕生させたり、小麦粉をフライパンで焦がし、お湯を加えて塩と砂糖を混ぜ、醤油そっくりな「エセ醤油」を作ったりと、少ない材料で料理を試行錯誤したのだそう。これを読んでいたら、「新型コロナウイルスのせいでなかなかスーパーへ行けない」と嘆いていた自分が恥ずかしくなりました。冷蔵庫にある物で出来る限りお料理します!2020/04/10

DEE

16
貧困に喘いだ日本人。アメリカに活路を見出し移住したのも束の間、戦争により収容所に入れられてしまう。 そこの食事があまりにも酷く、日本人は日本ならではの食を作り出す。差別も暴力もあり、閉店した店もいくらでもあっただろう。 でも、まずは自らが飢えないよう飽きないよう手を替え品を替え、さらにはスキヤキをはじめとした日本食がアメリカに根付くまで。わりとスッキリまとめられている。 スキヤキの割下は肉の臭味取りだったとは。スキヤキは偉大だと思わされる。2019/12/30

外部のウェブサイトに移動します

よろしければ下記URLをクリックしてください。

https://bookmeter.com/books/14618204
  • ご注意事項

    ご注意
    リンク先のウェブサイトは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」のページで、紀伊國屋書店のウェブサイトではなく、紀伊國屋書店の管理下にはないものです。
    この告知で掲載しているウェブサイトのアドレスについては、当ページ作成時点のものです。ウェブサイトのアドレスについては廃止や変更されることがあります。
    最新のアドレスについては、お客様ご自身でご確認ください。
    リンク先のウェブサイトについては、「株式会社ブックウォーカー」にご確認ください。