内容説明
応仁・文明の大乱を経て、群雄割拠の時代が幕を開ける。戦国大名たちは、家中粛清を断行して権力基盤を固め、分国法の制定や城下町の整備により自らの領国を発展させた。やがて北条・毛利・島津らのように、版図を拡大し、地域に覇を唱える大大名も現れる。生き残りをかけて戦い続けた彼らは、ただ力のみを信奉し、伝統的権威を否定する専制君主だったのか。大名たちの行動規範を探究し、戦国時代への新たな視座を提示する。
目次
序章 ヨーロッパ人の観た戦国日本
第1章 粛清と王殺し
第2章 大名の条件
第3章 天下と外聞
第4章 亡国の遺産
終章 十六世紀の考え方
著者等紹介
鍛代敏雄[キタイトシオ]
1959年(昭和34年)、神奈川県に生まれる。國學院大學大学院文学研究科日本史学専攻博士課程後期満期退学。博士(歴史学)。國學院大學栃木短期大学教授を経て、東北福祉大学教育学部教授。専攻は日本中世史(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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