出版社内容情報
ブリテン島の方言から世界言語となった英語。その1,500年の間に新しい意味を獲得してきた、英単語の豊かな世界をのぞいてみよう。
内容説明
英語は世界中の言語から多くの語彙を吸収し、既存の英単語も新しい意味を獲得してきた。boot(長靴)に「コンピュータの起動」の意味が生じ、固定して動かない状態を指したfastが「速い」を意味するようになるなど、一見理解しがたい変化もある。しかし、こうした変化は、ランダムにおこったのではなく、何らかの連想関係が存在するのだ。英単語の多様な意味をつなぐものとは何か。その秘密に迫る。
目次
第1章 もっとも語義の多い英単語は?―多義語のさまざまな意味
第2章 a hand of bananasはどんな手?―「似ているもの」で喩える
第3章 bottleを飲み干す―「近くにあるもの」で指し示す
第4章 quite a fewはなぜ「たくさん」?―意味変化の原因
第5章 youは多義語―機能語の多様な意味を繋ぐ
第6章 トイレを表す語彙の変遷―意味のエコロジー
終章 一語一義主義―多義語と英単語学習
著者等紹介
寺澤盾[テラサワジュン]
1959(昭和34)年東京都生まれ。82年、東京大学文学部英語英米文学科卒業。84年、同大学院人文科学研究科英語英文学修士課程修了。85~89年、ブラウン大学大学院言語学科留学。89年、同Ph.D.一橋大学法学部専任講師を経て、東京大学大学院総合文化研究科言語情報科学専攻教授。97~98年、オックスフォード大学にて在外研究、2008年4月より1年間ハーヴァード大学で客員研究員(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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