出版社内容情報
レオナルド・ダ・ヴィンチやミケランジェロと並び称されるラファエロ(1483~1520)。彼の短い生涯は、聖母子画やローマ教皇などを描いた肖像画により栄光に彩られ、後世への影響も巨大なものがある。本書は、その軌跡と、魅力に満ちた作品を読み解く試み。
内容説明
ラファエロ(1483~1520)は、イタリア・ルネサンスの巨人である。37年の短い生涯にもかかわらず、聖母子画やローマ教皇らを描いた肖像画などの傑作を残した。本書は、その歩みと作品をたどって、レオナルド・ダ・ヴィンチ、ミケランジェロら芸術家たちとの交流や、古代ローマへ向けた関心などを読み解く。そして、後世に巨大な影響をもたらした彼の知られざる多面的な実像を明らかにする。
目次
序章 才能と野心
第1章 聖母子画―フィレンツェからローマへ、躍進と様式の変化
第2章 教甲居室の装飾―変化する制作スタイル
第3章 古代ローマへのまなざし
第4章 ラファエロをとりまく人々
第5章 墓と遺産
終章 後世の批判と再評価
著者等紹介
深田麻里亜[フカダマリア]
1980年、東京都生まれ。東京藝術大学非常勤講師。東京藝術大学大学院美術研究科博士後期課程修了。博士(美術)。専門は16世紀イタリア美術史(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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