解放と暴力―植民地支配とアフリカの現在

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解放と暴力―植民地支配とアフリカの現在

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  • サイズ A5判/ページ数 373p/高さ 22cm
  • 商品コード 9784130302104
  • NDC分類 302.4
  • Cコード C3031

出版社内容情報

最後まで植民地支配の暴力にさらされたアフリカの解放は困難をきわめた.その後も続く激しい暴力のなか,人びとは国家・国民形成に取り組んだが,21世紀をむかえ「誰の何のための解放か」の問いが顕在化する.解放の意味と暴力の展開を歴史的に考察する.

はじめに

第I部 課題と歴史
 第1章 解放と暴力
  1 植民地支配と暴力
  2 暴力・非暴力と関係性
  3 解放と支配・従属
 第2章 アフリカにおける脱植民地化の歴史的プロセス
  1 第2次世界対戦後の世界
  2 アフリカにおけるネイションとナショナリズム
  3 国際政治情勢と脱植民地化への影響
  4 アフリカ人同士の対立
 第3章 南部アフリカ地域における解放と暴力の歴史的プロセス
  1 南部アフリカ地域における「体制死守」政策
  2 国際連合,冷戦と南部アフリカ地域
  3 南部アフリカ白人政権間の相互協力と冷戦状況
  4 ポルトガル革命と南部アフリカ

第II部 南部アフリカの現実
 第4章 ザンビアの解放と現代の暴力
  1 植民地支配と解放をめぐる連帯と対立
  2 権威主義化とカウンダ政権の終焉
  3 カウンダ――連帯と権力
 第5章 ジンバブウェの解放と現代の暴力
  1 植民地化と解放闘争
  2 土地改革の停滞と植民地責任
  3 ムガベ――解放と暴力
 第6章 モザンビークの解放と現代の暴力
  1 解放闘争と小農
  2 北部農における植民地支配の確立と暴力
  3 モザンビーク解放闘争における対立と暴力
  4 独立後のフレリモと小農の関係

おわりに

LIBERATION AND VIOLENCE
Colonialism in Africa and its Aftermath
Mitsuo OGURA and Sayaka FUNADA-CLASSEN

小倉 充夫[オグラ ミツオ]
著・文・その他

舩田 クラーセン さやか[フナダ クラーセン サヤカ]
著・文・その他

目次

第1部 課題と歴史(解放と暴力;アフリカにおける脱植民地化の歴史的プロセス;南部アフリカ地域における解放と暴力の歴史的プロセス)
第2部 南部アフリカの現実(ザンビアの解放と現代の暴力;ジンバブウェの解放と現代の暴力;モザンビークの解放と現代の暴力)

著者等紹介

小倉充夫[オグラミツオ]
社会学修士(1970年、東京大学)。津田塾大学国際関係学科専任講師・助教授・教授(1973‐1990年)、この間、サセックス大学開発研究所でアフリカの開発政策研究(1977‐1979年)、在ザンビア日本大使館で専門調査員として青年海外協力隊事業・内政調査担当(1982‐1984年)。上智大学教授(1990‐1995年)、津田塾大学教授(1995‐2013年)。現在、津田塾大学名誉教授

舩田クラーセンさやか[フナダクラーセンサヤカ]
博士(国際関係学)(2006年、津田塾大学)。1994年に国連平和維持活動(国連モザンビーク活動:ONUMOZ)の選挙部門で働いた後、パレスチナやボスニア・ヘルツェゴビナの選挙に政府派遣選挙監視要員として関わる。日本学術振興会特別研究員(1997‐1999年)、津田塾大学国際関係研究所研究員(2002‐2004年)を経て、2004年に東京外国語大学専任講師、同大学大学院准教授(2008‐2015年)。現在、明治学院大学国際平和研究所(PRIME)研究員(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

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BLACK無糖好き

16
アフリカの植民地支配からの独立・解放の歴史的プロセスを著述。対象はザンビア、ジンバブエ、モザンビークを取り上げている。解放とはなんぞやとの思いに囚われる。アフリカ人農民が支配と搾取から解放されたとは必ずしも言えない。とりわけ日本のODAも関与するモザンビークでの農業開発プログラム(プロサバンナ)は、現地の住民にとっては土地の収奪にも繋がり評判が悪いようで、JVCのサイトには同プログラムの問題点、NGOと外務省のやり取り等も出ている。中国による援助と違って質を重視するなら、もっとスマートにやるべき。2019/01/19

犬養三千代

6
植民地支配から独立してからのアフリカの現状をザンビア、ジンバブエを取り上げて解説。 植民地化されるプロセスも詳しい。 〈部族〉という纏まりの複雑さは私には解りにくい。そしてムガベもそうだか変質していく権力。権力を得ると独裁者に変貌するのは人としての性なのか? 根底にあるのは人種差別た。白、黄、黒。。。ため息です。自分の中にもある、いえ無意識も自覚しないとと思う。2019/04/25

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