大江戸知らないことばかり―水と商と大火の都

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  • サイズ B6判/ページ数 213p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784140817438
  • NDC分類 213.6
  • Cコード C0021

内容説明

東京の原点・江戸は、260年間続いた空前の都。奇跡とも呼ばれるこの巨大都市を築き、支え、救ったものとはいったい何だったのか。最新の調査・研究をもとに、知られざる真実の姿に迫る。

目次

第1章 水を「味方につけた」町づくり―江戸は、なぜ豊かな都市になれたのか(江戸発展のはじまり;掘割と水路の開削―江戸発展の第1期 ほか)
第2章 武士と町人が「共に生きた」100万人の都―経済発展の担い手たちの群像(江戸の武家地;参覲交代の意味 ほか)
第3章 発展の「原動力となった」商人の魂―江戸商人の実像 商家の日記を読み解く(「伊勢屋」初代当主の苦闘;妻との死別、そして再婚 ほか)
第4章 大火災に「負けなかった」町―火災都市江戸を守ったのは誰だったのか(江戸を襲ったたび重なる大火災;明暦の大火 ほか)
第5章 写真のなかに「残された」江戸―オーストリアの写真家が持ち帰った江戸と東京(幕末江戸の原風景;東アジア遠征隊の写真家 ほか)

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

さぜん

46
「江戸・東京の歴史」のレポート資料。NHKスペシャルは見てないけど、単なる番組をなぞる内容ではなく書籍としてしっかり仕上げている。水、商い、大火と江戸のインフラ、経済、人々の暮らしを様々な視点から捉える。遺跡から出土した皿や食料の残滓、動物の骨から大名の生活ぶり、幕府の支配体制などが読み取れることが分かったことが収穫。江戸の歴史は知れば知るほど面白い。2021/07/26

ちゃーりー

2
テレビ映像を本にしたもののようだが、いまひとつ読み手に伝わってこない、できれば映像で見たかった。2019/01/04

もくそん元帥

2
積読本。テレビで観て面白かったので、書店でノリで買ってしまった。色々ツッコミどころはあるが、まあまあですな。2018/11/17

しぇるぱ

2
副題に、水と商と大火の都。三回にわたって放送したNHKスペシャルのリライトです。やはり放送で見たかったな。テキストだけでは伝わるものが少ない。ここ最近のこと、江戸始図が松江で発見された。江戸ではなく松江藩の所蔵から見つかった。水運を最初に組み込んだ町づくり、神田上水、玉川上水などで水道を江戸に引き込んだ。鰹節問屋「にんべん」の記録から商家の盛衰が判る。三井越後屋の記録も公開されている。江戸は火事の町、誕生から明治維新まで何度も大火に襲われている。火事に備えて、土蔵だけではない、地下蔵が活躍した。2018/08/27

ATSU

2
テレビに合わせて読みました。ホント知らないことばかりでした。新しい史料の発見,遺跡からの出土品。どんどん歴史は変化しますね。個人的には「江戸商人の実像ー商家の日記を読み解く」が良かったです。リアル江戸時代の江戸商人です。また,「オーストリアの写真家が持ち帰った江戸と東京」の写真は,まさしくリアル!CGではない本物ですから,グッときます。2018/07/09

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