リアリティ+〈上〉バーチャル世界をめぐる哲学の挑戦

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リアリティ+〈上〉バーチャル世界をめぐる哲学の挑戦

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  • サイズ 46判/ページ数 416p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784140819364
  • NDC分類 007.1
  • Cコード C0098

出版社内容情報

この世界は本物か? 現代の代表的哲学者によるテクノロジーと「心の哲学」探求の最先端

私たちがいるこの世界は本物なのだろうか? それが「確か」だとなぜわかるのか?
テクノロジーが急速な発展を遂げるなか、古くて新しい哲学的難問があらためて問い直されている――
現実(リアリティ)とは何か、どのようにしてそれを知ることができるのか。「シミュレーション仮説」「可能世界」「水槽の中の脳」など、さまざまな思考実験を通じ、見えてくるものとは。
現代哲学の第一人者チャーマーズが、哲学とテクノロジーを大胆に融合させ、新しい現実(リアリティ)、新しい世界観を提示する。

〈各氏絶賛!〉
虚実とテクノロジーが入り乱れ、いくつものリアリティが絡みあう世界で、私たちに必要なのは哲学だ。              ――山本貴光(文筆家・ゲーム作家)
うつし世(リアル)は夢、仮想の夢(シミュレーション)こそ真実(まこと)  
――読書猿(独学者・作家)
哲学研究者・愛好家にとっても、舐読(しどく)のうえで検討されるべき「必読書」だ。
――山口尚(哲学者)
今こそ現実世界(リアリティ)を拡張する哲学の冒険に乗り出そう。
――吉川浩満(文筆家)

〈目次〉より
序章 テクノフィロソフィーの冒険
第1部 バーチャル世界に関する重要な問い
 第1章 これは実在するのか?
 第2章 シミュレーション説とは何か?
第2部 知識を疑う
 第3章 私たちに知識はあるのか?
 第4章 外部世界は本当にあるのか?
 第5章 私たちはシミュレーションの中にいるのだろうか?
第3部 リアリティの定義
 第6章 リアリティとは何か?
 第7章 神はひとつ上の階層にいるハッカーなのか?
 第8章 宇宙は情報でできているのか?
 第9章 シミュレーションがビットからイット説をつくったのか?
第4部 VRテクノロジーがつくる現実世界
 第10章 VRヘッドセットは現実をつくり出すのか?
 第11章 VR機器は錯覚を生む機械なのか?
 第12章 ARは真の実在なのか?
 第13章 ディープフェイクにだまされないためには

内容説明

私たちがいるこの世界は本物なのだろうか?それが「確か」だとなぜわかるのか?テクノロジーが急速な発展を遂げるなか、古くて新しい哲学的難問があらためて問い直されている―現実とは何か、どのようにしてそれを知ることができるのか。「シミュレーション仮説」「可能世界」「水槽の中の脳」など、さまざまな思考実験を通じ、見えてくるものとは。現代哲学の第一人者チャーマーズが、哲学とテクノロジーを大胆に融合させ、新しい現実、新しい世界観を提示する。

目次

テクノフィロソフィーの冒険
第1部 バーチャル世界に関する重要な問い(これは実在するのか?;シミュレーション説とは何か?)
第2部 知識を疑う(私たちに知識はあるのか?;外部世界は本当にあるのか?;私たちはシミュレーションの中にいるのだろうか?)
第3部 リアリティの定義(リアリティとは何か?;神はひとつ上の階層にいるハッカーなのか?;宇宙は情報でできているのか?;シミュレーションがビットからイット説をつくったのか?)
第4部 VRテクノロジーがつくる現実世界(VRヘッドセットは現実をつくり出すのか?;VR機器は錯覚を生む機械なのか?;ARは真の実在なのか?;ディープフェイクにだまされないためには)

著者等紹介

チャーマーズ,デイヴィッド・J.[チャーマーズ,デイヴィッドJ.] [Chalmers,David J.]
1966年オーストラリア、シドニー生まれ。哲学者および認知科学者。ニューヨーク大学哲学教授、同大学の心・脳・意識センター共同ディレクター。アデレード大学で数学とコンピュータサイエンスを学ぶ。オックスフォード大学でローズ奨学生として数学を専攻後、インディアナ大学で哲学・認知科学のPh.D.を取得。ワシントン大学マクドネル特別研究員(哲学・神経科学・心理学)、カリフォルニア大学教授(哲学)、アリゾナ大学教授(哲学)、同大学意識研究センターのアソシエイトディレクターなどを歴任。専門は心の哲学、認識論、言語哲学、形而上学。2015年ジャン・ニコ賞受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

踊る猫

26
実にていねいで手堅い議論が展開される(悪く言えばその分どこか「くどい」とも言える)。この世界は本物か偽物か、リアルかそれともシミュレーションか。一見すると現実離れした議論に見えるが、しかし昨今のフェイク・ニュースが乱立しリアリティが揺らぐ状況で読むと私たちが本当に「リアル」と呼びうる世界をどう定義づけたらいいか、そこからして自明ではないとも言える。その自明ではない状況を睨み、哲学的な問題設定を絡めてアクチュアルに議論として精製させた本として興味深く読む。この地点から議論がどう展開していくのか興味は尽きない2023/04/08

mim42

3
シミュレーション説。完全と不完全。ビットからイット説。シムたち。我々が完全シミュレーションされた世界にいないということは証明できない(かと言っているとも言えない)。「現実」の考え方は層相対的だが、全て説明可能だ。マイクラの中のクリーパー達は「現実」なのだ。科学的なプロセスとは異なり議論の妥当性が見えづらいのでもやもやする。2023/07/05

Akiro OUED

3
ビットがイットを生み出す。よって、バーチャル世界のデータの表象は実在する。それでバーチャル世界に矛盾が生じなければ実在を認めてもいい。だけど、バーチャル世界のイットが存在を維持し続けるためには、現実世界でのエネルギーの散逸が必要となる。一角獣は、電力消費によって実在化される。2023/06/10

takao

2
ふむ2023/07/19

dogufs

1
最近VRゴーグルを入手して世界が変わったのでそれ関係を哲学的な視点から見ているものを読みたくなった。 哲学の文脈だけでなくゲームや映画も交えて仮想世界は現実そのものであることを証明しようとする論考だった。 しかし内容は昔からよくあるロボット仮説とかゾンビ仮説と対して変わらないような気がする。自分が仮想世界にいることは、自分が仮想世界にいる限りわからない。 つまり、VRは現実だからこそ、VRは現実なんですよ! と結局ナントカ構文になってしまうな。 下巻に続く。のか?2024/03/28

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