出版社内容情報
地理学は、我々が住むこの地球を詳しく記述する学問だ。ホモ・サピエンスは歴史を通じてこのテーマに惹きつけられてきた。地球規模の水循環システムや都市の形成プロセス、古代中国の精緻な地図技法まで、地理学の壮大な視野で太陽系第三惑星を見つめる愉しみ
内容説明
誕生から46億年、広さは5.1億km2。この星を記述しつくす、それが地理学。ホモ・サピエンスは歴史を通じて地理を探究してきた。人類の活動が地球の姿を大きく変える未曾有の時代“人新世(アントロポセン)”に突入して以降、地理学のもつ全球規模の視座は、重要性を増し続けている。アルプス山脈などの絶景を生んだ水循環システム、東京など巨大都市の出現と人口移動のダイナミズム、AI(人工知能)を駆使した最先端の地図技術、世界最古の地理学者「禹王」…英国の人気紀行家にして“王立地理協会”前会長が縦横無尽に説き語る、地理学のエッセンス。
目次
第1章 ラグランジュ点から見た地球
第2章 水の世界
第3章 ニューロポリス―神経回路都市
第4章 禹王
第5章 それぞれの地図
第6章 地理学の時代
著者等紹介
クレイン,ニコラス[クレイン,ニコラス] [Crane,Nicholas]
1954年生まれ。紀行家として、BBC(英国放送協会)で数多くの冠番組を持ち人気を博する。1986年、いとことともにユーラシア到達不能極に史上初めて到達。1992年から1993年にかけてヨーロッパを歩いて横断、大西洋から黒海まで約1万kmを踏破した。地理学に際だった貢献を果たしたとして、王立スコットランド地理協会よりムンゴ・パークメダルを受賞、また英国の地理にかかわる知識を広く世間に紹介した功績をたたえ、王立地理協会よりネス賞を受賞している。2015年から2018年まで、王立地理協会の会長を務めた
白川貴子[シラカワタカコ]
翻訳家。国際基督教大学卒業、獨協大学外国語学部講師。英語とスペイン語の翻訳に携わる(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
アキ
DEE
yooou
coldsurgeon
hidek