文春新書<br> 孫子が指揮する太平洋戦争

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文春新書
孫子が指揮する太平洋戦争

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  • サイズ 新書判/ページ数 245p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784166610266
  • NDC分類 391.2
  • Cコード C0295

出版社内容情報

約二千五百年前に誕生した「孫子の兵法」。かの戦術を重視していたら、果たして日本は勝てたのか。元陸自隊員による新しい戦争論。

戦術のバイブルであの戦争を検討しなおす!

約二千五百年前に誕生した「孫子の兵法」。かの戦術を重視していたら、果たして日本は勝てたのか。元陸自隊員による新しい戦争論。

内容説明

「彼を知りて己を知れば百戦して殆うからず」「人を致して人に致されず」。今から約2500年前に生まれた戦略の教科書『孫子』。もし史上最強の兵法をもって日本があの戦争を戦っていたら―。孫子研究家が徹底的に分析する。

目次

第1章 真珠湾攻撃―兵は詭道なり
第2章 ミッドウェー海戦―勝を知るに五あり
第3章 ガダルカナル作戦―人を致して人に致されず
第4章 重慶作戦とセイロン作戦―勝ち易きに勝つ
第5章 インパール作戦―将に五危あり
第6章 マリアナ沖海戦―勝つべからざる者は守なり
第7章 レイテ決戦―死地には則ち戦う
第8章 本土決戦―亡国は以て復た存すべからず

著者等紹介

前原清隆[マエハラキヨタカ]
1941年、台湾新竹州生まれ。鹿児島県出身。1958年、陸上自衛隊第4期通信生(少年工科学校:現高等工科学校の前身)として入隊。外務省中国課、陸幕調査部(中国担当)、統幕5室、米陸軍防空センター、第2高射特科群長、第2高射特科団副団長などを経て1997年退職。その後、(株)日本製鋼所勤務。この間欧米先進諸国の軍事技術調査などにあたる。2011年より『NPO法人孫子経営塾』の代表を務める(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

CTC

5
著者は陸自の通信生(少年自衛官)4期卒の元幹部。タイトルから時代背景や常識を無視した軽い読み物を想像したが、経歴だけの事はあって、根のある著者の歴史観が随所に伺える。例えば先の大戦を、満州事変以降連なるもので、全てを見ていかねば惨めな敗戦の説明がつけられない、と冒頭で記している。よって敢えて「15年戦争」の呼称を使用し、その連続の重要性を明記しつつ、個々の会戦での愚かな判断を“孫子の兵法”から炙り出す。孫子の中でも印象的な項目を実例に即し解説するため、戦訓が強調され、わかりやすい。ビジネス応用にも良い。2015/06/16

ささ

2
なかなか無能な日本軍は孫子の教えの何に反したかをいくつかの実際の戦いを例にとり示してくれる本。こんな無能な指揮官って居たんだね。ファンタジーレベルじゃないんだね。なんで日本軍が孫子を軽視したかの考察がとてもためになった。2016/09/20

ごいんきょ

1
情報と兵站。 孫子もこの重要性を説いています。 それを最も怠った日本軍の必敗は当然の帰結でした。 現代のビジネスの世界でもこの二つを怠っている企業の何と多いことか・・・2015/10/13

Studies

1
読み物として面白く、視点も新鮮であった。2015/06/17

くらーく

1
孫子を使って著者の講義を受けている感じ。いたって全うなんだけど、なぜか太平洋戦争時の帝国陸海軍は、奇をてらった非常識な戦略を取ってしまった。 日本人は大きな戦略、三次元の見方が出来ないのかもねえ。ちまちまと細かいところを改良したり、二次元に萌える民族なのだろう。 2015/06/05

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