文春新書<br> 内閣調査室秘録―戦後思想を動かした男

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内閣調査室秘録―戦後思想を動かした男

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  • サイズ 新書判/ページ数 343p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784166612260
  • NDC分類 317.21
  • Cコード C0295

内容説明

内閣調査室は本当に日本を親米反共国家にするための謀略機関だったのか―創設から七十年近くたった今日でも、なお闇に包まれた戦後史最後の謎を解き明かす第一級の史料!内調の創設メンバーの一人が残した詳細な記録と手記をここに公表する。

目次

第1部 回想編1(内調発足;進歩的文化人攻撃;“腹巻事件”;緒方竹虎の風圧;藤原弘達との二十五年;日教組対策)
第2部 記録編(CIA研修;中国核実験後の若泉報告;核武装研究「カナマロ会」;各界トップの審議員会議;木村官房長官と学者;政策科学研究会(PSR)
委託研究を担った人々
京都出張)
第3部 回想編2(委託費を受けなかった人々;一宿一飯組;ミスターXの退官)

著者等紹介

志垣民郎[シガキミンロウ]
1922(大正11)年、東京生まれ。旧制東京高等学校、東京帝国大学法学部卒。43年の学徒出陣に召集され、中国戦線に従軍。復員後、文部省などを経て、52年から内閣総理大臣官房調査室勤務。第5部、第3部、第1部主幹を歴任。78年に退官後は、社団法人国民出版協会会長、千代田管財株式会社(現ALSOK保険サービス株式会社)社長・会長を務めた

岸俊光[キシトシミツ]
1961年、愛媛県生まれ。全国紙記者。学芸部の論壇記者や論説委員を務める。NPO法人インテリジェンス研究所特別研究員。日本の非核政策研究により早稲田大学で博士号(学術)を取得(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

KAZOO

119
戦後日本で大きな役割を果たしてきた内閣調査室を日記を基に分析しています。吉田茂の肝いりのような感じで、共産党以外の学者などを取りこんでいくさまが会食などを基に描かれていて昔から政治家をはじめとするこのような人々は会食が好きだったということがわかります。委託研究を担った学者などとのやり取りがきめ細かに書かれています。2021/02/21

yamatoshiuruhashi

36
元内閣調査室主幹の志垣民郎の回想録を芯に構成された本。何とも不思議な体裁であり、内容も不思議。「内調事始め」的に読めばよいのか。日本の戦後史の一面であろう。因みに志垣民郎の甥の一人が俳優・志垣太郎、またALSOK(総合警備保障)の創業者。2019/10/21

サトシ@朝練ファイト

21
「どのような主義主張であれ、社会が一色に染まっては危うい」志垣氏の姿勢は、現在も続いているのか? 金渡して飯食ってシンパを増やす、維持する-シンパとなった方々の氏名も載ってます。2019/08/31

チェアー

18
日記の部分はざっとしか目を通していないが、宴会、会合の連続。世論形成とはこうやってやるものなんだ。時間をかけてキーマンを取り込む。取り込まれたほうは取り込まれたことに気づいていない。自由に発言しているつもりだし、時には政府に逆らっている。完全な御用学者や御用知識人より、適度に反発する人のほうが世論への影響度は強い。このやり方は、時間はかかるけど確実に浸透し、影響力は強い。恫喝したり、完全に反目してしまうようなやり方は逆効果だ。2019/09/17

月をみるもの

14
先週ちょうど大河ドラマ「いだてん」で学徒出陣式典が描かれていた。戦後立ち上がった内調の職員となったこの本の著者も、東大の学生として、その記録フィルムに映っているらしい。「いだてん」主人公の一人、田畑政治の朝日での上司緒方竹虎も、内調に関わった戦後の政治家として登場する。沖縄返還交渉の密使となった若泉さんが、東大の学生のときから内調に関わっていたというのが意外だった。。 https://bookmeter.com/reviews/569690512019/10/14

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