内容説明
世界経済危機をもたらしたアメリカ型金融システムとは何か。巨大金融産業による覇権の生成・確立・危機を主軸として、アメリカ合衆国における新自由主義経済政策の展開を辿る。
目次
新自由主義経済政策の歴史的源流
第1部 金融覇権の生成 レーガン~ジョージ・H.W.ブッシュの経済政策(レーガン政権の経済政策とアメリカ企業;レーガン政権と金融覇権の生成)
第2部 金融覇権の確立 クリントン政権の経済政策(クリントン政権の経済政策とアメリカ企業;世界貿易機関の成立とアメリカ多国籍企業;クリントン政権とアジア金融危機;クリントン政権とアメリカ型金融システムの確立)
第3部 金融覇権の危機 ブッシュ政権の経済政策(ブッシュ政権の誕生と「ニューエコノミー」の終焉;イラク戦争とブッシュ政権;ブッシュ政権の経済政策と貧困層の拡大;世界経済危機はいかにして発生したか)
第4部 アメリカ経済の復興と金融覇権 オバマ政権の経済政策(世界経済危機とオバマ政権の経済政策;オバマ政権の経済政策実施を阻む共和党)
オメリカの経済政策に、今何が問われているのか
著者等紹介
萩原伸次郎[ハギワラシンジロウ]
1947年京都市生まれ。1976年東京大学大学院経済学研究科博士課程単位修得退学。1978年横浜国立大学経済学部助教授。1989年横浜国立大学経済学部教授。1990‐1991年米国マサチューセッツ大学経済学部客員研究員。2000‐2002年横浜国立大学経済学部長。2002年横浜国立大学大学院国際社会科学研究科教授。2013年横浜国立大学を定年退職。同大学名誉教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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