デザインの種―いろは47篇からなる対話

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  • サイズ B6判/ページ数 357p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784272612338
  • NDC分類 727
  • Cコード C0072

出版社内容情報

たがいの批評精神が触発しあい、15年にわたって持続した対話の集成。デザインの過去・現在・未来が浮かび上がる。

眼と手の感覚、紙が連れてくる風景、かたちへの意識、色に潜む政治性などをめぐって浮かび上がる、デザインの過去・現在・未来。たがいの批評精神が触発しあい、15年にわたって持続した対話の集成。

い●心か魂か ろ●100年前のデザイン は●本が風景となる ●異化、ノイズ、他者 ほ●メディアを掴む へ●〈なにを〉と〈どう〉 と●滲む環境 ち●オンとオフのあわいに り●紙のなかの滑走と落下 ぬ●散種される複製性 る●レディメイドの精神 を●距離を生きる わ●非遠近法と反遠近法 か●ハーフトーン、そして曇り空 よ●分解から合成へ た●背後からの視線 れ●グリッドという不自由 そ●文字の伸長と縮減 つ●〈未完〉を求めて ね●デザインをつらぬく体幹 な●重層するフォーマット ら●割付用紙という装置 む●記憶された縮図 う●世界史としての組版 ゐ●行間を演出する の●判型を待つ お●定型という多彩 く●主題を着地させるエンジン や●レイアウトは予感から始まる ま●構造なきレイアウトは可能か け●〈小ささ〉について ふ●点と線の細部へ こ●非リアルなリアル え●インタフェースは現実である て●紙のメタファーから離れて あ●意味はどこに棲むのか さ●速度を観察する き●ブックデザインに痕跡を追う ゆ●廃墟に立つ め●記憶が余白を埋める み●音と影の批評 し●文字のアニミズム ゑ●非決定へと滲んでいく ひ●重力は写らないか も●デザインを見るシステム せ●写真の粒子が反乱する す●個のなかの空間と時間

【著者紹介】
1951年生まれ。グラフィックデザイナー。エディトリアルデザインを中心に活動し、1989年『森の書物』の刊行によりDTPの可能性をいち早く国内外に提示。そのほか、ハイビジョン映像やデジタルコンテンツの制作、新聞・雑誌のアートディレクションも多く手がける。神戸芸術工科大学教授。著書に、『断層図鑑』(北宋社)、『庭園都市』(どうぶつ社)、『電子思考へ…』(日本経済新聞社)、『D-ZONEエディトリアルデザイン1975-1999』『陰影論』(青土社)など。

内容説明

眼と手の感覚、紙が連れてくる風景、かたちへの意識、色に潜む政治性などをめぐって浮かびあがる、デザインの過去・現在・未来―。たがいの批評精神が触発しあい、15年にわたって持続した対話の集成。

目次

1 未知と断念(い 心か魂か;ろ 100年前のデザイン ほか)
2 生態と予兆(と 滲む環境;ち オンとオフのあわいに ほか)
3 座標と重力(れ グリッドという不自由;そ 文字の伸長と縮減 ほか)
4 画面と物質(け “小ささ”について;ふ 点と線の細部へ ほか)
5 陰影と運動(め 記憶が余白を埋める;み 音と影の批評 ほか)

著者等紹介

戸田ツトム[トダツトム]
1951年生まれ。グラフィックデザイナー。エディトリアルデザインを中心に活動し、1989年『森の書物』の刊行によりDTPの可能性をいち早く国内外に提示。そのほか、ハイビジョン映像やデジタルコンテンツの制作、新聞・雑誌のアートディレクションも多く手がける。神戸芸術工科大学教授

鈴木一誌[スズキヒトシ]
1950年生まれ。グラフィックデザイナー。東京造形大学在学中より杉浦康平のアシスタントをつとめ、1985年独立。書物全体の設計にたずさわるブックデザインをしごとの中心とする。第1回ダゲレオ出版評論賞を受賞以来、映画評論家としても活躍(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

gorgeanalogue

3
手渡されると同時にあらぬ方向に跳躍する、そして数行離れた場所でその話題に不意に再会する。「デザイン」を再考するためのさまざまなアイディアに満ちている、のは確かだが、それと同じくらい、「対話」という形式をその「出来事性」や「散種性」によって取り戻し、同時に内破しようというような不思議な対談集。2020/10/24

hobby no book

1
自分の関心ごとが羅列され過ぎている感じで驚いたというか、かなりのめり込んで読める内容で、とても参考になった。引用されていた本たちについても触れておきたい。2016/03/20

doji

0
もちろんグラフィックデザイン、ブックデザインを中心としながらメディア論や身体論にシームレスにつながっていくやりとりは刺激に満ちていた。かなり書かれたことばに変換されているけれど、対話を通して書かれているとするのなら、ものすごい熱量と情報量だったんだろうと思う。2015年の本だけれど古典の風格。2021/11/27

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