出版社内容情報
本書は謎の多かったこの指揮者の生涯の足跡をできるだけ丹念にたどり、本人を直接知る人々から「クライバーの秘密」を多く聞き出すことで、その芸術の源に迫った力作である。
著者:アレクサンダー・ヴェルナー
1961年、カールスルーエ生まれ。大学で文学と歴史を専攻。各種の新聞や雑誌にクラシック音楽について数多く寄稿している。
内容説明
完全主義を貫いた音楽づくりで聴衆を熱狂させた不世出の芸術家の、栄光に満ちた前半生の記録。
目次
1 遅ればせの天才―両大陸での長い修業時代
2 頑固な男―際立ち始める個性
3 不機嫌な男―芸術をめぐる必死の格闘
4 模範的な男―不滅の演奏
5 ワーグナー指揮者―挑戦の地バイロイト
著者等紹介
ヴェルナー,アレクサンダー[ヴェルナー,アレクサンダー][Werner,Alexander]
1961年、カールスルーエ生まれ。大学で文学と歴史を専攻。1991~1995年、「バーディッシェ・ノイエステ・ナハリヒテン(バーデン最新情報)」紙に勤務。1995年以降「シュタントプンクテ(立脚点)」誌に勤務、2000~08年には編集長を務めた。現在はフリーランスのライターとして、各種の新聞や雑誌にクラシック音楽について数多く寄稿している
喜多尾道冬[キタオミチフユ]
1936年、和歌山県生まれ。東京大学大学院でドイツ文学を専攻。中央大学名誉教授。文学、音楽、美術、映画など芸術全般の形象研究、それに芸術と産業社会との関連を研究の対象にしている
広瀬大介[ヒロセダイスケ]
1973年生まれ。1998年、国際基督教大学大学院比較文化研究科・博士前期課程修了。2006年、一橋大学大学院言語社会研究科・博士後期課程修了。博士(学術)。2002~04年ドイツ・ミュンヘン大学に研究留学。専攻は20世紀前半のドイツ音楽史で、特にリヒャルト・シュトラウスの音楽とその社会的関わりを中心に研究活動を行っている。日本リヒャルト・シュトラウス協会運営委員(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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千葉さとし
みゆぽ@恭介最高!
kozawa
sakase