1493―世界を変えた大陸間の「交換」

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  • サイズ B6判/ページ数 811p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784314011358
  • NDC分類 209.5
  • Cコード C0022

出版社内容情報

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コロンブス以降の世界で始まった農作物や昆虫、病原菌、鉱物資源、人間の大陸間移動は、いかに世界を変えたか。全米ベストセラー!
世界の今の姿は、過去に生きた人間たちの欲望がぶつかりあって形づくられた帰結だ。
コロンブスのアメリカ大陸到達後、銀、病原菌、タバコ、じゃがいも、ミミズ、ゴムノキ、そして人間が世界を行き交いはじめ、グローバル化が本格的に進行していった。
今となっては非難の的となっているコロンブスではあるが、いわゆる「コロンブス交換」が果たした功績は大きい。
農業革命も産業革命も、ひいては西洋優位の世界も、コロンブスがいなければ、今とは異なる経路をたどったに違いない。
スペインやイングランドからの入植者、アメリカ大陸の先住民、アフリカから奴隷として連れてこられた人々、中国から海を渡った人々――彼らは変わりゆく世界で、いったい何を夢見たのか?
前作『1491――先コロンブス期アメリカ大陸をめぐる新発見』(NHK出版)で、「アメリカ大陸史の定説を変えた」「歴史の教科書を書き直すべきだ」と各紙誌に絶賛され、一躍脚光を浴びた敏腕ジャーナリスト、チャールズ・C. マンが再び筆を執った。
厖大な文献と綿密な現地取材をもとに、激動の世界をいきいきと描き出した圧巻のノンフィクション。
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★タイム誌2011年度ベスト・ノンフィクション部門第1位★
「本書は、我々の住む世界がいかに成り立っていったかを説明するにあたり、大陸を越え、世紀も超える数々の事実をうまく組み合わせて語る模範例だ」(ワシントンポスト紙)
「どんな賢人でもこの本には驚かされるはずだ。前作『1491』に引き続き、読者の世界を見る目は変わるだろう」(サンフランシスコ・クロニクル紙)
ニューヨーク・タイムズ、ウォールストリート・ジャーナル、パブリッシャーズ・ウィークリー、ファイナンシャル・タイムズ、ニューヨーカー、サイエンスなど各紙誌でも絶賛!
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■はじめに 均質新世の到来
第1章 ふたつの記念碑
パンゲアの裂け目/灯台へ/船に積まれた銀/運の裏返し
■第1部 大西洋の旅
第2章 タバコ海岸
「下等な構造を持つ生物」/奇妙な土地/リスクの共有/「イングランドバエ」/「計り知れない富」
第3章 悪い空気
「収奪専用国」/順応/一八〇度の転換/「伝染病も致死性疾患もない」/マラリアを寄せつけない屋敷/イエロージャック/戦争と蚊
■第2部 太平洋の旅
第4章 通貨を満載した船(絹と銀の交換 その1)
「あと一歩の努力」/「商人は海賊で、海賊は商人だった」/金がない/「世界の宝」/「たっぷり小舟一艘分の木の鼻」/魔法の山
第5章 相思草、番薯、玉米(絹と銀の交換 その2)
密航者/マルサス主義者の懸念/「山の岩肌が露出する」/大寨に学ばず
■第3部 世界の中のヨーロッパ
第6章 農工複合体
ジャガイモ戦争/遺伝子の海/グアノの時代/まさに近代的な飢饉/不精者の苗床/「甲虫をめぐる戦争」
第7章 黒い金
鳥も虫もいない/「油の化学」/「シャンパン風呂に浸かる女」/ウィッカムのしたこと/世界の終わり
■第4部 世界の中のアフリカ
第8章 具だくさんのスープ
美男子ジョニー/幸先の悪い出発/新世界の誕生/家族の価値/騒乱の都市
第9章 逃亡者の森
カラバールにて/囚われたアフリカ人/地峡にて/「降伏文書」/それゆけ、牛!/ドナ・ロサリオの農園から見た眺め
■結び 命の流れ
第10章 ブララカオにて
思考停止/斜面の階段/船の上で
◇付記A 用語との闘い
◇付記B グローバリゼーションのあけぼの
◇索引/原注/参考文献
(図版・地図多数収録)

【著者紹介】
【著者】チャールズ・C. マン (Charles C. Mann) ジャーナリスト、サイエンスライター。 「アトランティック・マンスリー」誌、「サイエンス」誌などに特集記事を寄稿。米国物理学会、アルフレッド・P. スローン財団などの機関から数々の賞を受賞している。前作『1491――先コロンブス期アメリカ大陸をめぐる新発見』(NHK出版、2007年)は全米の話題をさらい、米国科学アカデミー・コミュニケーション賞を受賞。続編となる本書『1493』もベストセラーとなり、「タイム」誌の2011年度ベスト・ノンフィクション部門で第1位を獲得した。

内容説明

銀、病原菌、タバコ、じゃがいも、ミミズ、ゴムノキ、そして人間―コロンブスのアメリカ大陸到達後、これらが世界を行き交いはじめた。敏腕ジャーナリストが、厖大な文献と綿密な取材をもとに、激動の世界をいきいきと描き出した圧巻のノンフィクション。前作『1491』に引き続き全米ベストセラー!

目次

はじめに 均質新世の到来
第1部 大西洋の旅
第2部 大平洋の旅
第3部 世界の中のヨーロッパ
第4部 世界の中のアフリカ
結び 命の流れ

著者等紹介

マン,チャールズ・C.[マン,チャールズC.] [Mann,Charles C.]
ジャーナリスト、サイエンスライター。「アトランティック・マンスリー」誌、「サイエンス」誌などに特集記事を寄稿。ナショナル・マガジン・アワードの候補に3度ノミネートされたほか、米国物理学会、アルフレッド・P.スローン財団などの機関から数々の賞を受賞している。前作『1491』は全米の話題をさらい、米国科学アカデミー・コミュニケーション賞を受賞。続編にあたる『1493』もベストセラー入りを果たし、「タイム」誌の2011年度ベスト・ノンフィクション部門で第1位を獲得した

布施由紀子[フセユキコ]
翻訳家。大阪外国語大学英語学科卒(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

Kawai Hideki

78
べらぼうに面白かった。コロンブスによる新大陸発見の後、人の流れと共に世界中の微生物、植物、動物、鉱物、工業品、人間が爆発的に混ざり合い、均質化していった元祖グローバリゼーションの過程を丹念に追う科学歴史ノンフィクション。ヨーロッパ源流のマラリアが奴隷制度やアメリカ独立に果たした役割。タバコ、サツマイモ、ジャガイモ、トウモロコシなど、アメリカ大陸原産の植物が中国の人口増加と政権交代に与えた影響とメカニズム。奴隷に関する新仮説と現代の課題への連鎖など、どの話題も説得力があり興味深く、知的好奇心を刺激される。2016/07/11

Shin

28
個人的に大好きな『銃・病原菌・鉄』が「人類の移住と生態系変化に関するマクロなビッグヒストリー」だとすると、本書はミクロな人間たちが何を見てきたかを《体感》できる素晴らしいドキュメンタリーだ。タイトルの年号が示すように、西洋の大航海時代の始まりをきっかけとして、この世界は《均質新世》と呼ぶべき不可逆な相互作用と均質化のプロセスに踏み込んだ。そして人間の欲望がそれをひたすら加速してきた、という証拠を過去と現在の象徴的事象を紐解きながら生々しく描き出し、収奪と暴力と無知による永遠の破壊が哀しく残響する。2017/01/11

駄目男

16
タイトルはコロンブスがアメリカ大陸を発見した「1492」ではなく翌年の「1493」になっているが、この年コロンブスは2回目のアメリカ行きを決行し、タイトルにある「交換」というのが、その後、大々的にアメリカのみならずアジアにも普及し、良くも悪くも影響を与えていく大スペクタクルなドラマが数百年にわたって展開していく模様が本書のテーマだろう。何千年もの間、ヨーロッパ人はヨーロッパで、アジア人はアジアで、アメリカ原住民はアメリカで、そしてアフリカ人はアフリカで暮らしていたものを、2023/03/04

がんぞ

6
インディアンは反抗的だし、奴隷買入よりはロンドン浮浪者を年季奉公させるほうが安くついたが白人はマラリアでバタバタ死んだ、幸か不幸かアフリカ黒人はマラリアに耐性があった。彼らが合衆国を作った。タバコと砂糖製造で繁栄⑨可哀想なアメリカインディアンや黒人奴隷といったイメージを裏切って、両者が協力して合衆国と戦いプランテーション破壊し熱病蔓延を待つ戦術で勝利した例/アマゾン流域で、奴隷の子孫の共同体との地権争いは今も続く。二百年続き独自の文化を形成した村落は戸籍がなく盗電しかなかったが今や法的地位と電話を持った2022/05/05

人生ゴルディアス

6
新大陸発見以降のモノと人の動きを、南米大陸を軸に語る本書だが、カバー範囲が広すぎて到底ここには感想が収まりきらない。また、1493というタイトルからはかけ離れた年代の話も多く、内容すべてに興味を持つのは難しかった。それでも本書に散見される別の本では詳細が不明な記述が事細かに記されていたり(例えばアマルガム法の具体的手法)、写真による解説(「自然」としか思えない熱帯雨林が実は人の手による産業用の森だとか)は非常に良い。中国-南米の銀交易についてもだいぶ大枠がつかめた気がする。2017/12/13

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