出版社内容情報
●内容
デンマークのすぐれた古典言語学者で数学史家であるハイベルクが編集したユーグリッド全集に収められている『原論』を底本としたギリシァ語原典からの日本語訳で,現代的な訳注を入れて読者の便を図るとともにその歴史ならびに解説を付し,長年にわたり多くの数学者からその定本として高評を博してきた。近年ではその研究も盛んに行われ,変更となった事柄も生じてきたため,特に歴史解説について一部修正を施し追補版として新たに刊行する。
●目次
第1巻から第13巻
ユークリッドと『原論』の歴史
『原論』の解説
『原論』内容集約
原語解説
著者等紹介
中村幸四郎[ナカムラコウシロウ]
1901年東京に生まれる。1926年東京大学理学部卒業。専攻は数学史、数学基礎論。元・大阪大学名誉教授、兵庫医科大学名誉教授、文学博士(1986年逝去)
寺阪英孝[テラサカヒデタカ]
1904年東京に生まれる。1928年東京大学理学部卒業。専攻は幾何学。元・大阪大学名誉教授、理学博士(1996年逝去)
伊東俊太郎[イトウシュンタロウ]
1930年東京に生まれる。1953年東京大学文学部哲学科卒業。1964年Ph.D.(ウイスコンシン大学・科学史)。専攻は科学史・科学哲学・比較文明学。現在、東京大学名誉教授、国際日本文化研究センター名誉教授、麗澤大学名誉教授
池田美恵[イケダミエ]
東京教育大学哲学選科修了。専攻は哲学。元・筑波大学助教授(1997年逝去)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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