出版社内容情報
東アジアの国際秩序はどこから来て、どこへ向かうのか。主要国の認識、構想、そしてその帰結を追い、東アジアの将来を見定める。
中国が台頭し、アメリカの行動が読めないなかで、東アジアは平和的な秩序を維持できるのか。本書では、冷戦後、東アジアの主要国が地域秩序をどのように認識・構想し、そして実際の秩序形成にどれほどのインパクトをもたらしたのかを検証する。東アジアの将来と日本の役割を見極めるうえで避けて通れない、画期的な研究。
内容説明
主要国は東アジアの国際秩序をどのように認識し、どんな秩序構想を立てたのか。そして、その帰結はいかなるものだったのか。気鋭の執筆陣が冷戦後の軌跡を追い、日本の役割と東アジアの将来を見極める。
目次
東アジア秩序はいかに形成されてきたのか
アメリカと冷戦後の東アジア秩序―1990年代の状況対応的政策とその帰結
アメリカのアジアへの方向転換―2000年代における起源と展開
冷戦後のオーストラリアの秩序構想と対外政策
日本の東アジア地域秩序構想―冷戦後における継続と変化
韓国外交と地域秩序構想
ASEANの地域秩序構想とその実践―南シナ海におけるルール形成の取り組みを中心に
インドの複層的秩序認識と対外戦略
ロシアの国際秩序構想―孤立の克服から東方シフトへ
中国の新同盟論―安全保障秩序の新たな制度戦略
秩序をめぐる東アジアの国際政治
著者等紹介
佐橋亮[サハシリョウ]
東京大学大学院法学政治学研究科博士課程修了、博士(法学)を取得。神奈川大学法学部教授などを経て、東京大学東洋文化研究所准教授、神奈川大学アジア研究センター客員研究員。専門は国際政治学(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
hurosinki
rineoskiss
-
- 和書
- 辞書を編む 光文社新書