日本交通政策研究会研究双書
ロード・プライシング―理論と政策

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  • サイズ A5判/ページ数 290p/高さ 22cm
  • 商品コード 9784326548132
  • NDC分類 685.1
  • Cコード C3333

出版社内容情報

近年の自動車交通による混雑・渋滞・環境問題の悪化に対する対策として、ここ数年わが国でも注目を浴び始めたロード・プライシングの理論と政策についての研究成果。

近年の先進諸国の特に大・中都市圏における自動車交通の混雑・渋滞と、それに起因する環境問題の悪化はその国々の住民・国民に多大な時間的・経済的損失をもたらし、地域経済ひいては国民経済全体の便益を大きく損ねていることが広く一般に認識されるようになってきた。その解決に有効とされるロード・プライシングを考察する。

[関連書]
山田浩之編 『交通混雑の経済分析』 (勁草書房刊)

序 章 本書の構成と各章の概要

第1部 理 論 編

第1章 ロード・プライシングの概念
第2章 フロー混雑モデルの再定式化と意義
第3章 ADLモデルを中心としたボトルネック混雑モデルの
     理論的発展と今後の方向性三本松憲生
第4章 次善の混雑価格形成
第5章 混雑と道路投資
第6章 ロード・プライシングの環境的側面

第2部 政 策 編

第7章 道路混雑抑制策の厚生効果
第8章 道路利用者課金の手段と効果:ロード・プライシング,
     有料道路,自動車関連税の整理
第9章 道路混雑料金の効果と公平性
第10章 ロード・プライシング制度の社会的受容性
第11章 都市部におけるロード・プライシング:
      公共の受容可能性と実施への障壁
第12章 道路交通における外部性削減の社会的実践性について
     
索  引

内容説明

近年の自動車交通による混雑・渋滞・環境問題の悪化は多大な時間的・経済的損失をもたらし、地域経済ひいては国民経済全体の便益を大きく損ねている。その対策として有効とされる「ロード・プライシング」に関する研究成果。

目次

第1部 理論編(ロード・プライシングの概念;フロー混雑モデルの再定式化と意義;ADLモデルを中心としたボトルネック混雑モデルの理論的発展と今後の方向性;次善の混雑価格形成 ほか)
第2部 政策編(道路混雑抑制策の厚生効果;道路利用者課金の手段と効果:ロード・プライシング、有料道路、自動車関連税の整理;道路混雑料金の効果と公平性;ロード・プライシング制度の社会的受容性 ほか)

著者等紹介

關哲雄[セキテツオ]
1946年茨城県生まれ。1970年慶應義塾大学経済学部卒業。1972年慶應義塾大学大学院経済学研究科博士前期課程修了。1975年慶應義塾大学大学院経済学研究科博士後期課程修了。立正大学経済学部講師、同助教授を経て、立正大学経済学部教授。専門分野、厚生経済学、交通経済学、環境経済学

庭田文近[ニワタフミチカ]
1971年神奈川県生まれ。1995年城西大学経済学部経営学科卒業。1997年城西大学大学院経済学研究科経済政策専攻修士課程修了。2000年立正大学大学院経済学研究科博士後期課程単位取得満期退学。博士(経済学)。現在、財団法人道路経済研究所研究員、立正大学経済学部非常勤講師。専門分野、交通経済学、環境経済学、エネルギー政策(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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