子どもとことばの出会い―言語獲得入門

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  • サイズ A5判/ページ数 288p/高さ 22cm
  • 商品コード 9784327378141
  • NDC分類 801.04
  • Cコード C3011

内容説明

英語を母語とする子どもの言語獲得のメカニズムを豊富な実例で示し、第2言語習得にも示唆を与える言語獲得研究への格好の入門書。子どもの言語獲得の神秘とおもしろさに迫ると同時に、言語獲得研究の方法論やテーマについても、平易なことばで案内する。

目次

第1章 本題に入る前に
第2章 大規模な語彙獲得
第3章 この意味は何?
第4章 一列に並んだ語
第5章 文が意味するもの
第6章 流暢に話すこと
第7章 言語習得の可能性

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

鏡裕之

2
日本語ネイティブも、英語ネイティブも、幼い頃は変わらない。最初は単語が1つ。しかも、幼い頃にだけ使う独特な言葉。pleaseを「ピーズ」と発音したり。やがて2単語の言葉を使うようになり、さらにボキャブラリーが50語を超えたところでどんどんしゃべるようになる。興味深かったのは、thの音がネイティブの子供たちにも難しくて、子音の中では最後に覚えるところや、goの過去形をgoedと言ってみたり、wellの代わりにgoodlyと言ってみたりしているところ。実に興味深い。2016/05/25

niko

0
子どもたちがどのようにことばを獲得していくか、ということで、先日のピンカーの『言語を生みだす本能』とだぶっていた部分もけっこうあったため、そこはザッと読んだためにすぐに読み終わりました。この本も研究者や学生だけでなく、一般の人にも向けて書かれているため、けっこう読みやすかったです。ただ、言語獲得には言語に関わらず同じような現象が見られるといわれていますが、この本も英語の例ばっかりなので、そろそろ日本語の具体的な例を見てみたいですね。2009/07/08

ぱーひら

0
言語獲得、特に英語を第一言語とする子どもを対象とした研究のこれまでとこれからをまとめてありますが、難しい用語は簡単な言葉に言い換えてあり読みやすかったです。子どもたちは何を知っていて、何を知らないのかを分析するための実験の手法はとてもよく考えられていてお見事です。2014/03/31

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