Century Books 人と思想 119
タゴール

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  • サイズ B40判/ページ数 262p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784389411190
  • NDC分類 126.9
  • Cコード C1310

内容説明

一九一三年、ベンガルの詩人タゴールは、一冊の詩集によって、アジア人のみならず非ヨーロッパ人として初めてノーベル文学賞を受賞した。以来、タゴールは世界的な詩人として高く評価されている。本書はこの偉大な詩人の軌跡を描き出し、その今日的な意味を問うものである。

目次

第1章 一九一三年、ノーベル賞受賞
第2章 詩人をめぐる論争
第3章 黄金のベンガル
第4章 歌い演じる
第5章 「世界」と「ふたり」、ふたつの「わたし」
第6章 女性たち
第7章 詩に生きる

著者等紹介

丹羽京子[ニワキョウコ]
1957年生まれ。東京外国語大学大学院修士課程修了ののち、コルカタのジャドブプル大学比較文学科博士課程で学び、88年にPh.D.取得。東京外国語大学、東海大学、および亜細亜大学非常勤講師。専門はベンガル文学(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

かりんぱに

1
ベンガル語を学ぶ者には避けては通れないタゴール。ただしその神聖なまでに崇められている感が無意識にこれまでタゴールを遠ざける原因になっていたように思う。ただ、この本を読むと一人の人間としてのタゴールを垣間見ることができる。今やっと、タゴールの作品を味わう心の準備ができてきた。2021/05/11

3000

1
タゴールもまたアイデンティティのゆらぎのうちに思索・詩作を続けたことを知る。輻輳するアイデンティティの運動から生まれたことばであるからこそ、翻訳されてなお日本語読者の私は彼のことばに魅了される。2014/01/18

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