日本髪大全―古代から現代まで髪型の歴史と結い方がわかる

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日本髪大全―古代から現代まで髪型の歴史と結い方がわかる

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  • サイズ B5判/ページ数 239p/高さ 26cm
  • 商品コード 9784416516430
  • NDC分類 383.5
  • Cコード C5077

出版社内容情報

日本の髪型の歴史と、現代も花街や角界で結われている伝統的な髪型を実際の結髪写真とともに解説。自分で結える新日本髪も紹介する。日本人は古代より独特の結髪文化を発展させてきました。
大陸文化の影響を受けた飛鳥・奈良時代、長く垂らした豊かな黒髪を愛した平安時代から室町時代、技巧を凝らして髪を結い上げるようになった江戸時代。
時代が下るにつれてその種類は数百にのぼり、髪型を見ればその人の職業や身分、年齢、未婚か既婚かなどがわかるようになりました。
本書は、古墳時代から現代までの日本の髪型の歴史を、時代考証をもとに再現された実際の結髪姿とともに解説します。
また、島原太夫や舞妓といった花街の女性たち、角界の力士など、現在も伝統的な日本髪を結って暮らす人々と、その結髪文化を支える結髪師の技を、結髪プロセスやインタビューを交えて紹介し、いまに生きる日本髪の実像に迫ります。
このほか日本髪の櫛や髪飾り、家庭でも結える新日本髪も紹介。

主な内容は次の通りです。
1章 花街の髪型と結い方 〈舞妓〉
店出し/舞妓の髪型/割しのぶとその結い方/芸妓・舞妓に聞く日本髪と暮し/節分のおばけ/花かんざし/金竹堂
2章 花街の髪型と結い方 〈島原太夫〉
島原太夫の髪型/お初とその結い方/島原太夫―花街の「心」を受継ぐ/島原太夫の櫛かんざし/ありし日の島原太夫道中/花街の髪を結う―山中美容室
3章 櫛まつりに見る日本髪の変遷
櫛まつり
《古墳時代?奈良時代 古代の結髪と大陸文化》櫛まつりに見る髪型(以下同) 古墳時代?奈良時代/いにしえを伝える大島あんこの島田髷
《平安時代?室町時代 垂髪の時代》平安時代?室町時代/古代の髪飾り
《安土桃山時代?江戸時代初期 結髪の開花》安土桃山時代?江戸時代初期
《江戸時代中期 髱の発達》江戸時代中期/春信風島田とその結い方/鼈甲の髪飾り/磯貝べっ甲専門店
《江戸時代中期 燈籠鬢の流行》江戸時代中期(続き)/燈籠鬢丸髷とその結い方/江戸のスタイルブック『当世かもじ雛形』
《江戸時代後期 宮廷女官の結髪》江戸時代後期/葵髱下げ上げとその結い方/江戸時代後期(続き)/江戸のスタイルブック『女子愛敬 都風俗化粧伝』/百花繚乱の髪飾り/江戸の人々を描く アニメーションの世界
《明治時代?大正時代 結髪の近代》明治時代?大正時代/移りゆく姿―高畠華宵/花嫁の髪型/花嫁の被り物/花嫁かんざし/昭和の花嫁/風俗史家・吉川観方/日本髪の美を次代に伝える有職美容師/つげ櫛/十三や
4章 新日本髪
自分で結える新日本髪/新日本髪の結い方/大正・昭和の櫛かんざし/中原淳一と新日本髪/中原淳一考案 花の髪・はつ春の髪の結い方/洋髪と新日本髪
5章 相撲の髪型と結い方
大銀杏と丁髷とその結い方/琴奨菊関に聞く相撲髷と暮し/床山―相撲美を陰で支える立役者/島田商店/男髷の変遷
その他、日本髪の基本/コラムなど。
特別協力:京都美容文化クラブ・櫛かんざし美術館


田中 圭子[タナカ ケイコ]
田中 圭子:1977年生まれ。学術博士。ロンドン大学SOAS大学院修了、立命館大学大学院博士課程を満期退学。カリフォルニアのクラーク日本美術文化研究センター、東京芸術大学大学美術館に学芸員として勤務。現在、東京都教育庁文化財調査担当学芸員、京都造形芸術大学アートプロデュース学科講師。専門は近代日本美術史。日本美術における女性表象を研究する。

内容説明

歴代の髪型/結い方/歴史/櫛かんざし/島原太夫/舞妓/相撲/新日本髪。日本髪の歴史を時代考証とともに再現。結髪文化を支える結髪師の技にも迫る決定版。

目次

1章 花街の髪型と結い方“舞妓”(店出し;舞妓の髪型 おふく/勝山/奴島田/先笄 ほか)
2章 花街の髪型と結い方“島原太夫”(島原太夫の髪型 立兵庫/吉野髷;おふく;お初 ほか)
3章 櫛まつりに見る日本髪の変遷(櫛まつり;古墳時代~奈良時代 古代の結髪と大陸文化 ほか)
4章 新日本髪(自分で結える新日本髪 島田髷/花扇髷;新日本髪の基本 結綿の結い方 ほか)
5章 相撲の髪型と結い方(大銀杏と丁髷;大銀杏の結い方 ほか)

著者等紹介

田中圭子[タナカケイコ]
1977年生まれ。学術博士。ロンドン大学SOAS大学院修了、立命館大学大学院博士課程を満期退学。カリフォルニアのクラーク日本美術文化研究センター、東京芸術大学大学美術館に学芸員として勤務。現在、東京都教育庁文化財調査担当学芸員、京都造形芸術大学アートプロデュース学科講師。専門は近代日本美術史。日本美術における女性表象を研究する(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

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ヒロミ

63
綺麗な本。古代から現代の新日本髪まで幅広い女性の結髪を網羅したビジュアルムック。着物の着付けも江戸時代のものが再現されていたりして、興味深く読みました。昭和初期の島原太夫の結髪の写真、すごすぎ。あんなに飾りをつけて重い打掛に三枚刃のゴツい黒塗り下駄なんて履いてよく歩けたなあと異世界のことのようです。春信風島田が可愛い。新日本髪も可愛いけれどさすがに「自分で結える 」ってことはないような気がする。力士の髷の再現には琴奨菊が登場。合間合間のコラムも充実していて、古き良き日本文化を愛好する人にもお勧めです。2016/07/09

Koning

44
サブタイトル通り古代から現代まである程度網羅しててびっくりする。京都の舞妓さんとか島原太夫(今も続いてたとは思わなんだ、もちろん昔のソレじゃ全然ないんだけど)、それに琴奨菊関といった方々がモデルになって結髪さんの技を写真で公開してるってのも素晴らしいです。何より素晴らしいのは晴信風島田!うん。あの晴信の絵にやたら登場するあの髪型(笑)。なるほど、こうやってましたか!ってか2016/07/15

たまきら

24
「しらべ学習」に力を入れている墨田区。過去の優秀作品を展示しているコーナーから借りてきました。様々な日本髪の結い方をフルカラーで紹介している本です。オタマさんがいろいろ質問してくるんですがわかるかんなもん!と言いたくなるくらい謎のアイテムが…読み方も難しいし…。いやはや、結う人も結われる人も忍耐が必要ですなあ。2018/05/02

辺辺

21
図書館本。古代の髪型から新日本髪、お相撲さんの髷まで載っていて眺めてうっとりしちゃう本。でも、どっちかというと髪型よりも小物の花簪に目が行ってしまう、笑。睦月は寒菊、如月は小梅、弥生は水仙、卯月は桜、皐月はあやめ、文月は舞扇、水無月は柳、葉月はすすき、長月は桔梗、神無月は菊、霜月は紅葉、師走はもち花にまねき、四季折々の花々を模した繊細な花簪には、移ろいゆく自然の情趣がこめられて、花や木の生命力にあやかり、邪気を払うものとして使われてるらしい。どれも可愛くて、目移りしちゃうな♡2020/06/25

Wisteria

17
日本髪の歴史、種類、結い方から、現代の継承者へのインタビューまで充実の内容。写真もきれいで見やすい。舞妓さんの髪型や髪飾りのあまりの可愛らしさに溜め息。2017/11/08

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