内容説明
2007年夏、時の内閣を評して、「KY内閣」という言葉がメディアを乱れ飛んだ。「KY」と書いて、「空気読めない」と読む。若者やネットを中心に広がり続けるこのローマ字略語の世界に、多面的な考察を試みたのが本書である。
目次
第1章 KY式日本語を理解するために
第2章 KY式日本語主要単語集(「KY」空気読めない;「AM」後でまたね;「ATM」アホな父ちゃんもういらへん;「CB」超微妙 ほか)
第3章 込み入ったオトナの話はKY式で乗り切る 実検!KY語現場編(オフィス編;人事編;接待編;喫煙所編 ほか)
第4章 KY式日本語基本単語帳
著者等紹介
北原保雄[キタハラヤスオ]
1936年、新潟県柏崎市生まれ。1966年、東京教育大学大学院修了。文学博士。筑波大学名誉教授(前筑波大学長)。独立行政法人日本学生支援機構理事長(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
Humbaba
4
頭文字だけを使って単語や文章をひとつの言葉に変える.それは,仲間内でしか通用しない言葉である.そして,仲間でしか通用しないからこそ,自分たちの結束を確認するために使われる.2010/11/13
可兒
4
ひまつぶし。以上。ゴミ箱に直行させるほどではない2010/01/31
ひろ
3
惜しい本。視点は大変面白い。ただ言葉が生モノである以上、どこでどの程度の人が使っていた言葉なのか、ちゃんと調査したのか根拠を示して欲しかった。著者が勝手に考えたのでは?と勘ぐりたくたくなるのが、大きなマイナス。2022/06/13
ひょるひょる
3
なんでもあり感がめちゃくちゃ。2019/08/03
貧家ピー
3
言葉の進化と捉えるにはしんどい。増々コミュニケーションが難しくなりそう。2009/03/14