ちくま新書<br> 現代語訳 武士道

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ちくま新書
現代語訳 武士道

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  • サイズ 新書判/ページ数 221p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784480065650
  • NDC分類 156
  • Cコード C0212

内容説明

日本人は、宗教なしに道徳をどう学ぶのか―こうした外国人の疑問を受け英文で書かれた本書は、世界的ベストセラーとなった。私たちの道徳観を支えている「武士道」の源泉を、神道、仏教、儒教のなかに探り、欧米思想との比較によってそれが普遍性をもつ思想であることを鮮やかに示す。「武士道」の本質をなす義、仁、礼、信、名誉などの美徳は、日本人の心から永久に失われてしまったのか?日本文化論の嚆矢たる一冊を、第一人者による清新かつ平明な現代語訳と解説で甦らせる。

目次

道徳体系としての武士道
武士道の源泉
義―あるいは正義について
勇気―勇敢と忍耐の精神
仁―惻隠の心

信と誠
名誉
忠義
武士の教育
克己
切腹と敵討の制度
刀、武士の魂
女性の教育と地位
武士道の影響
武士道はまだ生きているか
武士道の未来

著者等紹介

新渡戸稲造[ニトベイナゾウ]
1862年南部藩士の子として生まれる。札幌農学校(現在の北海道大学)に学び、その後、アメリカ、ドイツで農政学等を研究。1899年、アメリカで静養中に本書を執筆。帰国後、第一高等学校校長などを歴任。1920年から26年まで国際連盟事務局次長を務め、国際平和に尽力。辞任後は貴族院議員などを務め、33年逝去

山本博文[ヤマモトヒロフミ]
1957年生まれ。東京大学大学院情報学環教授。専門は江戸時代の政治外交史研究および武士研究。著書に『江戸お留守居役の日記』(第40回日本エッセイスト・クラブ賞、講談社学術文庫)など多数(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

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ころこ

45
訳者は100分De名著の出演者であり、既訳や類書を参照しており、巻末の解説もあるので、一通り理解するのには本書が優れているのではないか。「武士道」に関する思想書というよりも、野蛮で交戦好きな民族と恐れられた当時の日本人に対する先入観を否定することなくそのまま利用して、内面の精神性に反転させてみせた日本論である。日本のエピソードに近似する西洋のエピソードを対抗させていることや、ヘーゲル、ベーコン、スペンサーなど読んでいる西洋人の読者も全員を知らないのではないかと思わせるほど広範な固有名を示すところに侮られな2023/08/07

壱萬弐仟縁

35
武士道chivalryは、日本の標章(しるし)である桜の花にもさるとも劣らない、わが国土に根ざした花である(017頁)。 本当に勇敢な人は、常に平静である。地震も彼を震わさないし、嵐を見て彼は笑う(047頁)。 嘘やごまかしは、ともに卑怯とみなされた(078頁)。 知識ではなく品格が、頭脳ではなく精神が、訓練啓発の素材として選ばれる時、教師の職業は聖職的な性質を帯びる(113頁)。 2018/05/04

inami

24
【再読・コメント】★4.0 本書は、日清戦争に勝利した4年後の1899年に書かれたのだが、当時ヨーロッパ人にとっての日本人は、好戦的で野蛮な国民という印象だった・・そこで、いえいえ日本(人)は礼儀を備えた文明国ですよと本書で主張。キリスト教信者の著者が聖書や孔子・老子、哲学者などの言葉を引用しながら、武士道の源泉(神道、仏教、儒教)から、武士道の本質「義・勇気・仁・礼・信と誠・名誉・忠義・・等」について語る。嘘と誤魔化しの塊で恥を忘れた?今の政治家(選挙屋)の皆さんに是非読んで(再読)頂きたいものだ。2024/02/23

バズリクソンズ

23
この国に生まれた男なら絶対に一読はして欲しい著書。日本のように様々な信仰が認められている国は当然宗教教育がなされずどうやって道徳教育がなされるのかとの質問に即答できず一念発起して武士道執筆に至る。日本人が忠義に厚い人種なのは武士の厳しい掟の伝承によるものだし孔子、孟子の教えは十分に侍の生き様に受け継がれている事を認識。12章切腹と13章刀の記述はこの著書のハイライト。切腹に立ち会った外国人のリポートはその生々しい描写もさることながら武士としての一生を貫く信念に感嘆させられる。刀の芸術論は日本が誇る一大文化2022/07/30

しーふぉ

20
日本のことはもちろん、欧米の事柄もよく知っているので、武士道のことを説明するのに欧米ではこういうことだという比較が分かりやすい。ジェントルマンであったり騎士道といったものとの共通点もあり、日本という国や人々は決して野蛮ではないということをきっと言いたかったのだろう。2022/03/20

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