出版社内容情報
東西の超進学校、開成と灘に初めて大規模アンケート。中高時代の生活や悩みから現在の職業、年収まで赤裸々に。そこから日本の教育と社会の実相を逆照射する。
内容説明
「受験の勝者が実力ある者とは限らない」「頭でっかちは打たれ弱い」あるいは「一三歳からすでに選別ははじまっている」「難関大学、優良大企業へのパスポート」…難関中高の卒業生について、よくも悪くも両極端な物言い、さまざまな印象がある。イメージだけで語られがちだったそれらを、アンケートをもとに、具体的な数字や事例で統計分析。超進学校の出身者は、どんな職業に就き、どれくらいの年収を得ているか。中学高校での経験は、卒業後にどれほど活かされているか。中高時代はどのように生活し、何に悩んだかなど、彼らの実像に迫り、そこから日本社会と教育の実相を逆照射する!
目次
プロローグ 「超進学校卒業生」という人材
第1章 超進学校卒業生たちの仕事―全体像と多様性
第2章 リーダーとしての可能性―卒業生たちのソーシャルスキル分析
第3章 超進学校卒業生の葛藤―課される試練
第4章 開成卒業生と灘卒業生は何が違うのか
エピローグ 超進学校卒業生にみる日本の課題
著者等紹介
濱中淳子[ハマナカジュンコ]
1974年富山県生まれ。大学入試センター准教授。東京大学教育学部卒。同大学院教育学研究科博士課程単位取得退学。博士(教育学)。教育社会学専攻。アンケートやインタビューなど社会調査を駆使した分析を行っている。著書には『検証・学歴の効用』(勁草書房、第37回労働関係図書優秀賞受賞)など(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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