出版社内容情報
分断と排除で動くヘタレリベラルが変わるには? ネットが政治を動かす時代に、旧いままの民主主義をどう変える? 無法社会ニッポンに喝を入れる斬新な挑戦状。
内容説明
細分化されたアイデンティティ集団の近視眼的政治利用がリベラルの包容力を自壊させ、あまりに理想的に設定されたリベラルな価値からこぼれ落ちる生身の人々の憤りがポピュリズムを肥大化させる。グローバリズムとアルゴリズムの波は、個人の自律のみならず国家の自律をも脅かす。AI時代において国家と個人の自律を貫く具体策とは?ナショナル・アイデンティティによる包摂、そして「人の支配」から「法の支配」への脱却を斬新に提言する、気鋭の法律家によるリベラル再生に向けた挑戦状。
目次
はじめに―Welcome to politics.
第1章 君たちは「アイデンティティ」を知っているか
第2章 包摂から排除へと屈折するリベラルの軌跡
第3章 アルゴリズムが脅かす個人と国家の「自己」決定
第4章 ネット社会での最大勢力「無党派層」の振り向かせ方
第5章 「人の支配」から「法の支配」へと脱皮せよ
第6章 カウンター・デモクラシーという新たな挑戦
おわりに―失敗してもいい。次はもっとうまく失敗しよう(Try again.Fail better.)
著者等紹介
倉持麟太郎[クラモチリンタロウ]
1983年、東京生まれ。慶應義塾大学法学部卒業、中央大学法科大学院修了。2012年弁護士登録(第二東京弁護士会)。日本弁護士連合会憲法問題対策本部幹事、弁護士法人Next代表弁護士。ベンチャー支援、一般企業法務、「働き方」等について専門的に取り扱う一方で、TOKYO MXテレビ「モーニングCROSS」レギュラーコメンテーター、衆議院平和安全法制特別委員会公聴会で参考人として意見陳述、World Forum for Democracyにspeakerとして参加、アメリカ国務省International Visitor Leadership Programに招聘、朝日新聞『論座』レギュラー執筆陣、慶應義塾大学法科大学院非常勤講師(憲法)など、多方面で活動(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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