出版社内容情報
国鉄最後の名車である新幹線100系。その設計開発・計画・運転・保守に打ち込んだ鉄道マンたちの思いと鉄道魂を、当時の関係者への綿密な取材をもとに伝える。
内容説明
関係者への綿密な取材に基づく記録。記憶に残る名車の栄光の足跡をたどる。
目次
第1章 新幹線モデルチェンジ車の構想
第2章 100系新幹線電車の構想
第3章 100系新幹線電車の開発
第4章 100系量産先行車の営業運転開始
第5章 100系量産車の誕生と国鉄最後のダイヤ改正
第6章 エクスプレス・キャンペーンの主役100系
第7章 100系新幹線電車の進展
第8章 のぞみ時代の100系
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
MASA123
10
マニアックな車両設計の解説は”鉄分不足”でふーんそうなん、でとばしたけど、車両デザイン選定とか、シンデレラエクスクプレスのCM戦略とかは、すごく興味深くておもしろかった!です。国鉄が赤字で苦しい中、新会社JRに負担をさせないよう最後の頑張りで100系を世に送り出した話も感動です。2021/11/09
月猫夕霧/いのうえそう
5
新幹線100系は中学の頃に運行開始したこともあり、とても思い入れのある列車です。そういえば会社を早退して食堂車の最終日に乗りに行ったり、東海道線での運行終了前にグリーン車に乗ってみたりなんてこともしています。そんな記憶に残る100系新幹線を関係者の記憶が残るうちに記録に残すためにヒアリングしてまとめたものが本書です。開発から40年以上たつので、ヒアリングできるのも今が最後でしょう。良いタイミングで本にしたものです。そういえばグランドひかりの食堂車は使わないうちに終わってしまったなぁ。2021/07/28
Ryuji Saito
0
2021年16冊。2021/04/27