ちくま新書<br> インドネシア―世界最大のイスラームの国

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インドネシア―世界最大のイスラームの国

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  • サイズ 新書判/ページ数 304p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784480074171
  • NDC分類 302.24
  • Cコード C0236

出版社内容情報

世界一のイスラーム人口を誇るインドネシアで、人々はどのような社会を創り上げたのか。多様なムスリムの声と共に、教義と実践の狭間で揺れる大国の実態を描く。

内容説明

世界一のイスラーム人口を誇るインドネシアは、独立後、シャリーア(イスラーム法)を国法としない共和国となった。しかし、教義に厳格なムスリムと、より柔軟に教義を解釈するムスリムの溝は埋まることはなかった。そのなかで人々は何を考え、どのような社会を創り上げたのか。インドネシアに計8年間暮らし、その文化と宗教を研究してきた社会人類学者が、綿密なフィールドワークで得た多様なムスリムの声とともに、教義と実践の狭間で揺れる大国の論理と実態を描きだす。

目次

序章 地球の縮図―多様性の国インドネシア
第1章 多文化主義への道―5つの建国理念
第2章 土着文明とイスラーム―反原発運動と信仰
第3章 スハルト政権興亡史―独裁者とムスリムたち
第4章 教義と実践の狭間で―ムスリムたちの実情
第5章 終わらない対立―教条主義と自由主義
第6章 テロリズムと対峙する大国―「イスラーム国」の登場
終章 ムスリムと家族になれるのか―宗教的寛容性を考える

著者等紹介

加藤久典[カトウヒサノリ]
1964年生まれ。中央大学総合政策学部教授。専門は宗教社会人類学、東南アジア地域研究、比較文明学。1990年から2009年までアメリカ、インドネシア、オーストラリア、フィリピンなどで暮らす。シドニー大学人文学部大学院にて修士号、博士号(Ph.D)を取得(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

skunk_c

74
世界最多のムスリムの住む国を、「イスラーム社会」「ムスリム社会」という異なる社会概念を用いてそのありように迫っている。多くの島々からなるこの国は、古来から多様な宗教や社会習慣があり、そうしたものにイスラームがどのようにかかわっていくかを、多様なインドネシアでの聞き取りを元に紡いでいく。IS等への関わりなども含め、ステレオタイプな見方では誤った認識に陥ってしまうことを丁寧に示していて興味深かった。異なる価値観をもつ社会に対し、一度その価値観の深いところに踏み込んで考察する著者の姿勢は賞賛に値する。良書。2024/01/19

スプリント

10
中東諸国とは一線を画したイスラーム国であるインドネシア。AKBの分派であるグループがジャカルタで活動するなどやはり一般的なイメージのイスラーム国とは違うようです。 宗教と生活、政治がどのように関係しているのかを中心に書かれており興味深い内容でした。2021/11/23

kaida6213

5
組織ごとのムスリムのムラを俯瞰できてよい。その根本姿勢方針についても解説されているので、わかりやすく概観できる。2024/04/18

Oga

3
【感想】 インドネシアへ旅行に行くため読んだ。インドネシアやイスラムについて、多くの日本人が知らないことを伝えようとする著者の熱意を感じた。多民族・多宗教をそれなりにまとめられているインドネシアという国の知恵と、イスラム教が実際はどのような形で社会に影響を与えているのかを知ることができた。ニュースしか見ていないとイスラム教に対して短絡的で間違った理解になりやすいと思った。2024/03/10

8月のあるぱか

2
多文化の国インドネシアをイスラームの側面から描き出した新書2022/11/06

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