ちくま新書<br> 会計と経営の七〇〇年史―五つの発明による興奮と狂乱

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ちくま新書
会計と経営の七〇〇年史―五つの発明による興奮と狂乱

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  • サイズ 新書判/ページ数 256p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784480074751
  • NDC分類 336.9
  • Cコード C0234

出版社内容情報

簿記、株式会社、証券取引所、利益計算、情報公開。今やビジネスに欠かせない仕組みが誕生した瞬間を、見てきたように語ります。世界初、会計講談!

内容説明

本書は、「歴史をひもときながら会計と経営の基本を学ぶ」本です。一般的な形式から離れて、簿記や決算書、あるいは会計士やディスクロージャー制度がいつどこで、どんな理由で誕生したのかを説明しました。

目次

まえがき―お札になった酔いどれ殺人者
第1章 ルネサンスを支えた簿記の技術“イタリア”―神の支配から人間が主人公の時代へ
第2章 大航海時代に広げすぎた多角化経営“スペイン”―政治が中心から会計が中心の時代へ
第3章 寛容の精神が生んだ株式会社と証券取引所“オランダ”―苦しみの労働から働く喜びへ
第4章 決算書を情報公開した浪費国家の混乱“フランス”―プライベート所有からパブリック公開の時代へ
第5章 線路と利益計算は続くよ、どこまでも“イギリス”―小規模生産から大規模工場へ
第6章 そしてすべてがつながった“アメリカ”―原価計算から管理会計、そしてディスクロージャーへ

著者等紹介

田中靖浩[タナカヤスヒロ]
1963年、三重県生まれ。作家、公認会計士。田中靖浩公認会計士事務所所長。早稲田大学卒業後、外資系コンサルティング会社などを経て現職。中小企業向け経営コンサルティング、経営・会計セミナー講師、執筆、連載を行う(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

kawa

38
良書「会計の世界史」の著者の新著。こちらもタイトルの堅苦しさに反して読み易い。14世紀、ルネサンス下の簿記技術と銀行発達のイタリア。15、16世紀大航海時代、会計嫌いで放漫経営スペイン。17世紀、労働好きプロテスタントの株式会社・証券取引所開設のオランダ。重税と国家財政を公開したフランス。19世紀、産業革命に伴う発生主義会計・原価計算と経営分析のイギリス。20世紀、ベルト・コンベア生産法の確立し、管理会計・未来計算、デイスクロージャーを発達させたアメリカ。「簡にして要」その流れが解りやすくとても良い。 2022/05/21

ta_chanko

27
会計と経営の歴史は、簿記(イタリア)⇒株式会社・証券取引所(オランダ)⇒減価償却・連結決算・利益計算(イギリス)⇒原価計算・管理会計・情報開示(アメリカ)の順に発展してきた。スペインの多角化経営、フランスの情報開示の失敗も反面教師として教訓にしながら。イタリア・オランダは香辛料貿易で、イギリス・アメリカは鉄道建設を機に、会計・経営上の発明を成し遂げ、資本主義経済も大きく発展。しかし、いつの時代も過剰な投資には要注意。チューリップバブル(蘭)、ミシシッピ会社(仏)、南海泡沫事件(英)、世界恐慌(米)...。2023/02/18

Katsuto Yoshinaga

14
著者の会計講談「会計の世界史」が良かったのでもう一冊。大筋は「会計の世界史」で、紹介されるエピソードもいくつか重複しているが、新ネタも多々あり充分楽しく読める。「イタリア人は記録好きだからダヴィンチの生年月日も記録されている」「キリスト教布教の裏には、税金徴収の権利がある」「経営/経済の手本を米英に求めたしまった日本は労働を美徳とする隠れプロテスタント。労働を苦役とするカトリック(伊、仏、西)諸国で働き方改革は話題にならない」といったあたりは感心しきりであった。この人の講談はおもろいわぁ。2022/06/08

はるわか

10
会計の発展と5つの発明:①簿記(イタリア)、②株式会社と③証券取引所(オランダ)、④利益計算(イギリス・減価償却、アメリカ・原価計算)、⑤情報公開(フランス・国の決算書(無駄遣い)公開→革命、アメリカ・ディスクロージャー)。2022/07/16

ようへい

9
会計はイタリアの簿記、オランダの株式会社と証券取引所、イギリスの利益計算、フランスとアメリカの情報公開という発明を経て現在の姿になった。本書は様々な文献を上手にカクテルし、会計を話題の中心にしつつも巧みに歴史のトリビアを織り交ぜて好奇心を擽る。産業革命の担い手であった労働者たちは安くて高カロリーなフィッシュ&チップスを食べ、アメリカの鉄道敷設では手軽なホットドックが流行った。やがてそれはキッチンカーとなりダイナーが誕生する。歴史の本筋からは外れるが、つい見落とされがちな事実がとても面白いし、リアルを語る。2022/06/17

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