ちくま文庫
教育とはなんだ (増補新版)

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  • サイズ 文庫判/ページ数 382p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784480424242
  • NDC分類 370.4
  • Cコード C0137

内容説明

学級崩壊やいじめ、引きこもりが社会問題になる一方、学力低下を憂う声も大きい。そして行政は、ゆとり教育、教育再生会議、教育基本法の改正と、その対応は揺れ続けてきた。経済社会状況が今後も大きく変化するだろうと予想されるなか、子どもたちが将来きちんと生きていけるために、教育はどうあるべきなのか。現場で頑張る18人に重松清が話を聞いた。文庫化に際し2取材を追加。

目次

1 教育論とはなんだ
2 授業とはなんだ
3 学校とはなんだ
4 教育の隙間とはなんだ
5 教師とはなんだ
6 卒業後に待つものとはなんだ
補遺 教育改革とはなんだ

著者等紹介

重松清[シゲマツキヨシ]
1963年生まれ。作家。99年『ナイフ』で坪田譲治文学賞、『エイジ』で山本周五郎賞、01年『ビタミンF』で直木賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

はる

3
重松清さんが様々な角度から教育に携わる方々と対談された本。2008年の本なので内容は少し古さを感じる。小児科の医師が保健室をテーマに語った内容が一番気になった。この医師も含め学校の中にはスクールカウンセラーが入ることに反対の人たちも少なくないようだが、学校の外の人が入ることで体制を見直し改善することもできるんじゃないか。個人的には地域社会に開かれ様々な大人が出入りするような学校に子どもを通わせたいなと思う(防犯上難しい面もあるのでしょうが)。2021/09/03

HY@道東民

2
重松清と教育を考える。氏の作品を通してなんども教育観を考えたことか。安易で浅薄な分かるよりももっとたいせつなわからないがある。それを知って教壇に立ちたい。2013/06/10

motoryou

1
大好きな作家、重松清さんが教育に携わる様々な方にインタビューしながら、という構成。対談相手も、現場教師ではなく、教育に斜めの位置から携わる方が多く、その視点から語られることはとても興味深い。学校の中にいると、見過ごしがちなことにも気づかされる。2015/01/03

Mark X Japan

1
教育に関する幅広い分野について網羅されています。なかなか気付かないことも多々あり、考えさせられます。著者が本音と建前を使い分けないのも好感が持てます。内容が古いのが残念です。☆:4.02013/04/08

ceskepivo

1
重松清の作品には、学校がよく出てくる。20名の教育関係者(NHKプロデューサーを含む)へのインタビュー集。重松作品の舞台裏をのぞいている感じだ。「わからないものを、無理やり自分の小さな持ち駒の中に入れて解釈してわかった気になるのではなく、わからないままきちっと対処するのが、一番重要な問題だと思うんです。」(112頁)2010/09/02

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