出版社内容情報
SNSや国会前でのデモなど、英語民間試験導入延期に大きな役割を担った三人に取材し、大学入試改革とは何か、英語教育はどうあるべきなのかを紐解く。
内容説明
大学入学共通テストへの英語民間試験導入が突然、延期となった。政治には無関心と言われる10代の若者はなぜ立ち上がったのか?政治には無関心と言われる10代の若者はなぜ立ち上がったのか?SNSや国会前でのデモなど、大きな役割を担った三人に取材し、大学入試改革とは何か、英語教育はどうあるべきかを解き明かす。
目次
序章 大学入試改革(そして反対)の系譜
第1章 大学入試改革への関心、そして「サイレントマジョリティ」発言
第2章 抗議活動に参加
第3章 声を上げて見えたもの、学んだこと
第4章 SNS世代と既存メディア
第5章 三人を育んだもの
終章 大学入試はどうあるべきなのか
著者等紹介
鳥飼玖美子[トリカイクミコ]
東京都生まれ。立教大学名誉教授。コロンビア大学大学院修士課程修了。サウサンプトン大学大学院博士課程修了(Ph.D)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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壱萬弐仟縁
28
大学入学共通テストは、英語民間試験、記述式問題という二本柱を失いましたが、英語民間試験を外し記述式問題を外したまま、実施(46頁)。この1月の過去問をみると、結構、受験生のスコアが高いということだ。次は難化させるのがふつうだと理解できる。国語は、現代の国語と言語文化が必修。論理国語、文学国語、国語表現、古典探究は選択新設(57頁)。私は社会の歴史総合、地理総合、公共、歴史探究、地理探究、政経、倫理しか知らなかった。2021/09/02
坂井克
3
大学入試改革がどうして失敗になったのか、反対運動に活躍した3人の高校生が中心に書かれている。入試改革には失敗のないように、丁寧に議論する必要があるので本当はかなりの時間を必要とする。しかし、無理な期限設定をするから結論ありきの会議になってしまったように思える。より良い入試制度を検討することは大切なことであると思うので、今度こそじっくり時間をかけて議論してもらいたい。2020/08/19